取手リ・サイクリングアートプロジェクトとは?
2年に一度、取手にふさわしいテーマを定めて作品を全国公募し、その作品を取手のまちで制作し展示する野外アート展です。この取手でしか見る事のできない作品によって、新しいアートの取り組みを体感しようということで、今年は『川』をテーマに、利根川河川敷を始め古利根周辺などを使って野外アート展が開催されます。
 例えば『川』は地域を隔てる境界線「ボーダー」としてあったり、長い歴史を語る記憶「メモリー」であったりします。それを私達は普段、何気なく感じとっているはずです。今回のアートプロジェクトではこの川の持つ意味を踏まえた新たなアート作品を数多く見る事ができるでしょう。そしてまた新しい取手の魅力を見つけだすことができるのではないでしょうか。
リ・サイクリングアートプロジェクトのロゴマーク

下見会 開催!6月16日(日)24日(日)

このプロジェクトにエントリーして下さった方が実際に取手のまちを歩いて作品へのヒントを見つけます。当日は河川調査船はるかぜ号に乗って対岸の小掘地区と古利根川を訪ね、また利根川 河川敷に沿ったサイクリングコースを案内します。

舟プロジェクトとは?
TAP2002では、公募による野外アート展と平行して、今年のテーマ『川』にちなんだスケールの大きなアートプロジェクトを進めています。舟プロジェクトは簡単に言うと舟で古利根川に浮き橋を架けて、取手と我孫子を繋ごうというプロジェクトです。
利根川や取手地域は舟の活用が古くから盛んでありました。高瀬舟のように人や物を運ぶ運搬用であったり、水田で使用する田舟であったり、時には水害時に避難用として使用されることもありました。私達の身近にもごく最近まで川を渡るという行為が普通に行われていたのです。そんな取手の地域性をもう一度考えてみませんか?
この舟プロジェクトでは現在、次のような様々なアイディアが検討されています。

a) 農家などにある舟の調査を行い、借用して一同に集める
b) 『サッパ会議』(座談会、舟、掛け橋の模型製作と展示。小学生のための舟作りワークショップ)
c) 舟の修理と新造舟建造
d) 新造舟の浸水式
f) 集められた舟で古利根に掛橋(舟橋)し、取手・我孫子の美術展を結ぶ
舟プロジェクトのロゴマーク
ロゴマーク デザイン : 日比野克彦

サッパ会議 開催! 7月6日(土)
サッパ会議とは舟プロジェクトを進めるにあたって手始めに利根川の歴史と舟について語り合ったり、舟を作って遊ぶ子供のためのワークショップを行ないます。サッパ舟ってなに?という疑問を抱いた方、また舟を作ってみたい小中学生、父兄の方の参加大歓迎です。
7月6日(日) 14:00〜16:00 取手市福祉会館(市民会館) 2階会議室D
■お話 「サッパ舟って何?」 講師:渡辺貢二 (取手市第一中学校教諭)
■ワークショップ 「舟を作って遊ぼう!」 講師:島田忠幸 (取手在住作家 彫刻家)
2/2