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TAPの歩み取手アートプロジェクト(TAP)は、市民と取手市、東京芸術大学の三者が共同でおこなっているアートプロジェクトです。若いアーティストの創作発表活動を支援し、市民のみなさんに芸術に身近に触れ機会を提供することで、取手市が文化都市として発展していくことをめざしています。
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「SCRAMBLE CLOTHES」
西尾美也
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「空中鉱山研究所」
タイラー・ラッセル |
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壁画プロジェクト2003
COLORS OF LANDSCAPE |
アトリエ公開に加え、白山商店街の空き店舗を利用した期間限定の特設スタジオを開設。参加型、体験型のスタジオが多く、商店街には賑わいが見られた。壁画プロジェクトでは、東京芸術大学壁画研究室の学生と市民ボランティアを中心に、取手の歴史や自然をモチーフにした壁画「COLORS OF LANDSCAPE」が制作され、高架下が光と色彩に溢れる新たな都市景観へと変貌した。
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この年の野外アート展では、利根川河川敷周辺に「川」をテーマにした12作品が展開した。また、市民が中心となって進めた「舟プロジェクト」では、取手市周辺に残るサッパ舟を古利根川に集めて取手市と我孫子市を結ぶ舟橋を架けるなど、地域の歴史、環境に新たな視点を導入した。
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「アトリエ蔵」
浅川洋行/佐藤正和/森岡慎也
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工藤晴也
色とりどりのモザイク材料を説明する工藤氏(右) |
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リチャード・ノナス氏と学生
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取手在住作家のスタジオ19箇所を公開し、市民に作品のみならず、作家や制作の現場にも直接触れてもらう機会をつくった。また、アーティストで文化人類学者でもあるリチャード・ノナス氏が取手市に滞在し、学生や一般参加者とともに「Unhouse Project」の公開制作をおこなった。
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プロポーザル展・公開選考会の風景
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「ウチを開く」
北川貴好
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「タイムトンネル」
田中大造&山嵜一也
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取手リ・サイクリングアートプロジェクト「家・郊外住宅」
「家・郊外住宅〜家と郊外をめぐる再発見〜」というテーマでおこなわれた公募には、全国から131点のプロポーザルが寄せられた。選出された6名と招待作家3名による大がかりな作品が完成。街中にある廃屋などが作品と化し、人びとの記憶に残る出来事となった。
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「取手リ・サイクリングアート
パレット」
東京芸術大学先端芸術表現科
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「屋台を作ろう」
村山華子 |
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オープンスタジオin取手'99
澤登恭子 |
全国的な公募による野外アート展「リ・サイクリングアートプロジェクト」と、取手市内および近郊在住作家のスタジオを公開し、市民のみなさんにアート制作の現場を見ていただく「オープンスタジオ」を二本柱として開催。この2つは以後のTAPの核となり、毎年交互におこなわれている。
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