ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2022/09/12
派遣芸術家:長谷由香
(2022/8/10~9/12の8日間)
●活動の概要
普段聴く・見る・触る機会がなかなかない日本の伝統楽器に親しみ、その成り立ちや音色などの面白さを体験するプログラムを行いました。芸術家の長谷さんが専門とする箏に触れ、時に三味線との弾き歌いも鑑賞しました。参加者みんなで楽器を囲み、一人ひとり長谷さんに付き添われながら演奏に挑戦。弦を弾くだけに留まらない色々な音の出し方を発見しながら『さくらさくら』等の簡単な曲を弾けるようになっていきました。同時に、長谷さん手製のワークシートで箏の歴史や曲の歌詞の意味を学んだり、それらにまつわるクイズを楽しんだり、身近な材料で小さなマイ箏を作って一緒に音を鳴らしたりなど、回を重ねるごとに箏の世界に親しんでいきました。最終日は全学年が多目的ルームに集まり、長谷さんと 相方の奏者(三谷夏香さん)による箏のミニコンサートを鑑賞しました。
●子どもたちの反応
子どもたちは箏を見ると「デカっ!」と声をあげ、不思議に思う気持ちや疑問を素直に表しました。初めて触れる楽器の感触、音、リズムなどを楽しみ、時にはペンや定規で弦を撫でてみたり、音に合わせて踊りだしたり。長谷さんの予想を超える吸収力で、曲を弾けた時には満足そうに「できた!」と報告していました。箏以上に三味線に刺激を受け、折り紙やブロックで形を真似て作る子も。長谷さんの演奏を聴く場面では好きな曲をリクエストし、一緒に歌う声が自然に広がっていきました。日ごとに打ち解けた関係になり、長谷さんがクラブに来た際には先を競って出迎え、帰り際には名残惜しそうに、片付けを手伝いながら楽しかった気持ちを口々に伝えてくれました。