ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2023/02/28
派遣芸術家:表 麻弥
(2022/11/21~2023/2/28の8日間)
●活動の概要
様々な色や生活の中に隠れている模様を見つけたり、染めたり、身につけたりして楽しむプログラム。色に対する感覚や認識を広げる活動にも念を入れ、原色の絵具を混ぜ合わせて新しい色をつくる「色あそび」と、芸術家の表さんが示すお題から混色の要素を推理する「色当てクイズ」を初回に行いました。その後、身の回りの凸凹を紙に写し取る「フロッタージュ(こすり出し)」、空容器をスタンプにした「オリジナルバッグ作り」を経て、最後に和紙と染料を用いた「折り染め」へ。基本的な手順を芸術家から教わった後、子どもたちは独自の手法や工夫を編み出しながらのびのびと制作を楽しみ、意図的あるいは偶然に現れる色や模様の面白さを発見していました。
●子どもたちの反応
子どもたちは意欲旺盛に、表さんが意図する以上の色々な手法を自ら提案しながら取り組みました。初回の「色あそび」においては発明した色から連想される絵や模様を思い思いに描き、「フロッタージュ」では採取した模様の生かし方をしっかり考えて構成する姿が多く見られました。「オリジナルバッグ作り」では空容器等のスタンプと自分で描いた絵を組み合わせて新たな模様を作り、「折り染め」では和紙を折らずに手形をおしてみたり、スポイトで染色液を落として色合いの変化を楽しんだりする様子も。ひと月に2回ずつの活動でしたが間隔が空いても子どもたちの印象に残り、最終日に表さんへ、一番楽しかったことを口々に伝えてくれました。