TAPの現在地 - 小規模特認校連携プロジェクト「創造すること、表現すること」

レポート:2023年度『大地からはじまること』第2回

終了しました 2023/11/29


「大地からはじまること」の活動、第2回目。
 今回は、児童たちが第1回目で制作した粘土の植木鉢の形を整え、野焼きができる状態に仕上げていきます。

 まずは、前回作った植木鉢の側面を削って薄くしていきます。
 ひびが入ったり割れてしまったりしながらも、アーティストの神保さんの助けを借りながら、なんとか思い思いの形にしていきました。

黙々と側面を削っていきます。
こちらはなんとハート形の植木鉢。きれいなハート形を崩さないよう、慎重に作業をしています。
先生も一緒に制作。先生力作の植木鉢に児童も興味津々です。

 植木鉢の側面を薄くしたら、今度は底に水はけ用の穴を開けます。
 水が流れていきやすいよう底の裏側に溝を掘ったり、底に足を取り付けたりして、だんだんと植木鉢らしい形に。

星形の穴を開けていた子も。いったいどうやって開けたのか……?

 植木鉢づくりが終わった子たちは、余った粘土を使って自分の作りたいものを自由に創作していました。
 中には、自分の好きな食べ物や動物をイメージしながら黙々と創作をする子も!

「好きな食べ物つくる!」と言って、意気揚々と粘土創作を始めた児童さんの作品。何の食べ物かわかるでしょうか?
こちらは何やら人型の作品。話を聞くと、「ここが顔で~……」と丁寧に説明してくれました。

 

 時間をめいっぱい使って、植木鉢の形を整えたり、粘土造形を楽しんだりしていた児童たちでした!

 次回は、体育館の外チームと中チームにわかれて土鈴づくりや薪割りを行っていきます。

文:杉野若葉(東京藝術大学音楽環境創造科 学生)

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