TAPの現在地 - 取手アートプロジェクト・クロニクル
近日開催 2024/12/20
ふりかえれば25年のあいだ、ほぼ転換期だったように見える取手アートプロジェクト(TAP)。
数えきれないほど多くの人がかかわり続いてきたこの活動は、それぞれの時代、携わった人の意思により動いてきました。TAPの将来をつかむことを目指してはじまったインタビューとリサーチは、2025年3月、演劇公演として立ち上がることとなりました。
この10年、TAPの”話し相手”としてともにいたパートナーアーティスト・羊屋白玉と、そしてこの公演を機に初めて、また再び出会った顔ぶれとともに、TAPの四半世紀をきっかけに見た私たちの現在をお届けします。
この時代に“アートプロジェクト”に出会った数々のみなさんへ、届け。
クリエーションメンバー/出演者 秋田貴雄 阿部健一 遠藤由子 大内伸輔 小林えつ 齋藤優衣 富塚絵美 長津結一郎 伸恵 羽原康恵 羊屋白玉 リンノスケ
美術 サカタアキコ
音響 庄子渉
テクニカル 髙木諒一
舞台監督 岩澤哲野
写真撮影 中川陽介
広報 奥村圭二郎
制作統括 羽原康恵
制作 倉持美冴、五十殿彩子、榊原遥、田中天眞音
キービジュアル・フライヤーデザイン 小磯竜也
3月20日(木・祝) | 3月21日(金) | 3月22日(土) | 3月23日(日) | |
昼公演 | 12:30☆ | 13:30☆ | 12:30☆ | 14:00★ |
夜公演 | 17:30 | 18:30 | 17:30 |
上演時間 約90分(予定)
受付開始:開演の60分前 開場:開演の30分前
☆:日替わりゲストトーク「いっぽう、その頃取手では」
出演:取手の坂道愛好会、高校生ネットワーク「ひとつ空の下で(UNSAM)」、平井亨季(美術作家)
★:アフターバータイムあり
チケット販売開始 2024年12月24日(火)14:00よりスタート!
●直接ご購入をご希望の方
・たいけん美じゅつ場 VIVAでお手続きください。
11:00-18:00(休:水・第一日曜 *いずれもアトレ休館日および年末年始を除く)
●オンライン予約をご希望の方(24時間受付・当日現地精算)
12月24日(火)にこちらにリンクを公開いたします
※当日券情報は公式SNSなどをご覧ください。
※公演中止の場合を除き原則としてチケットの変更・払い戻しはいたしません。
【ご案内・注意事項】
※観劇に際して車椅子席や情報保障等をご希望の方はお気軽にお電話またはメールにてお問合せください。
※小学校低学年以下は保護者同伴にてご参加ください。
※公演収録・撮影を行う日は客席が映り込む可能性があります。該当する公演はウェブおよび当日ご案内いたします。
※開演後はお席までご案内できない場合がございますので、当日はお時間に余裕を持ってご来場ください。
※発熱や体調が優れない時はご来場をお控えください。
詳細は後日公開
*関連企画はチケットをお持ちでなくてもご参加いただけます。
会場:たいけん美じゅつ場 VIVA
(茨城県取手市中央町2-5・アトレ取手4F)
JR常磐線快速で上野から35分
JR・関東鉄道常総線「取手駅」下車・西口直結
周辺に有料駐車場・駐輪場あり
手放すとか諦めるとか、生活とか幸福とか。置いてきたものを拾って歩く道のり、霧の中。
阿部健一 あべ・けんいち
uni代表・演出/ドラマトゥルク/地域計画学研究者。東京都出身。2013年頃より取材を起点としたまちなかでの演劇創作をuniの活動として開始。大学院では住民主体のまちづくりを専攻。人と環境の関わりや時間の経過への関心を軸に、移住を伴うリサーチやインタビューといったプロセスに重きを置いた演劇活動を展開している。2023年にストレンジャーとして初来取。人の話を聞くことと散歩が好き。
演劇活性化団体uni
ポッドキャスト『わたしたちの観察』
作れないことが私の形になっている。手を伸ばしても、触れるものは無い。どこにも。
遠藤由子 えんどう・ゆうこ
TAP事務局/アートマネージャー。
茨城県出身。多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。現代美術家のアシスタント、グラフィックデザイン事務所での勤務などを経て、2023年度よりTAP事務局。アートマネージャー業務の傍ら、イラストレーション制作や、プロダクトブランド「凡々備品店」のデザイナーとしても活動。ラーメンとピザが好き。
凡々備品店
川を度々越えては戻りを繰り返し、うごうごする人々に耳を澄ませたり沈黙したり、動いてみたり。
齋藤優衣 さいとう・ゆい
uni所属・デザイナー/パフォーマー/保育士。東京都出身。創作・表現におけるアカンパニストとして、年齢、性別、国籍、障害の有無を問わずさまざまなバックグラウンドのある人たちと共に創作活動に取り組む。
また、演出助手・パフォーマーとして東京パラリンピック開会式(サーカスパート)など様々な作品に携わる。
現在、一児の母としての家庭と仕事の両立に奮闘中。
演劇活性化団体uni
阿呆から目を離せない。観察したり差し出したり想いを馳せたり。
なぜ阿呆にならない?なぜ手放せない?
富塚絵美 とみづか・えみ
アートディレクター。公共的な意識のあるアートプロジェクトの企画運営に関心があり、京都市京セラ美術館のラーニング・キュレーターや東京藝術大学のキャリア支援担当教員、「TURN LANDプログラム」のディレクターなどの立場で企画と実践を重ねながら独自の研究を続けている。また、それと関連して踊り場など開かれた場に生まれる内輪な集いが持つ魅力を歌や踊りを交えて発表する傾向がある。
今まさに手にした真実は、その瞬間に嘘になる。
引き剥がせない過去からの因果。それでも生きていくために。
長津結一郎 ながつ・ゆういちろう
研究者。多様な関係性が生まれる芸術の場に伴走/伴奏し、障害のある人が関わる表現活動の現場などの文化政策・アーツマネジメントの研究や実践、プロデュース、コーディネート、パフォーマンスに取り組む。2013年東京藝術大学大学院博士後期課程修了。2004〜2008年茨城県取手市に在住、TAP2005〜2006チーフインターンのほか断続的にTAPに関わる。現在九州大学大学院芸術工学研究院准教授。福岡県糸島市在住、もう少しのんびり暮らしたいのだが。
いつやめてもええねんで、を本当に信じてきたろうか。
そう信頼した上で、はらっぱの自由を諦めないのが本音で執念。
羽原康恵 はばら・やすえ
取手アートプロジェクト包括ディレクター/アートマネージャー。
高知生まれ、広島、三重育ち。国際安全保障を志したが挫折して地域での芸術支援に出会う。院在学時TAP塾インターンとして取手で活動。静岡県の文化施設での企画制作を経て、TAP事務局長のち現職。芸術祭型から通年型活動への転換期を担い、郊外でのアートプロジェクト実践を続ける。食堂・ヤギ・団地ほか、だれかが望んだ時に表現できる自由を実現したい。
取手アートプロジェクト
藝大食堂
ヤギの目
リリー・トムリンが言った”NOT SO COOL”の字幕は「そんな寛容じゃなかったよ」だった
TAPの夜明けは就職氷河期 ニートのパラダイス 滅びやすくも且つ現在
羊屋白玉 ひつじや・しろたま
TAPの起源は遡ること25年前。ヒトの脳は25年かけてコンプリートとするというまことしやかな噂を鵜呑みにすると、わたしはTAP5歳の時と15歳の時、反抗期と思春期に出会っていたようです。25年間どんな環境の中でも生きていけるような緩やかな成長や老いを味わえてよかったねおめでとう。略儀ながらの祝辞でした。
指輪ホテル
北海道のアーティストの活動支援HAUS
札幌市ホームレス相談支援センター
アジア女性舞台芸術会議(亜女会)
四半世紀の間に各地に散らばったバトンが取手に集まるさま。また再び散らばっていくさま。
(類)『里見八犬伝』
リンノスケ
俳優・舞踏家。北海道出身。札幌市立大学デザイン学部メディアデザインコース卒業。自身の表現の文脈はスズキ・メソッドと舞踏にあり、今日まで関わってきた多くのアーティストの影響を受けながら、境界を越えた身体表現をする。2022年より拠点を札幌から東京に移し、全国各地で活動中。漫画家の友人と『Beppinzの末っ子ラヂオ』をYoutubeにて不定期配信中。
HP
linktree
*公演に至る一年間、クリエーションメンバーがこれまでのTAPに関わる人びと・土地・ものごとに出会った記録をつづるnote 日々更新中! :https://note.com/tap25chronicle/
主催:取手アートプロジェクト実行委員会(取手市、東京藝術大学、アート取手、取手市教育委員会、取手市商工会、公益財団法人取手市文化事業団、一般社団法人茨城南青年会議所、取手美術作家展、特定非営利活動法人 取手アートプロジェクトオフィス)/特定非営利活動法人 取手アートプロジェクトオフィス
助成:文化庁 令和6年度 文化芸術創造拠点形成事業/自治総合センター 令和6年度 地域の芸術環境づくり助成事業/野村財団
協力:アトレ取手/UR都市機構/藝大アーツプロジェクト実習取手コース
取手アートプロジェクト実施本部
〒302-0001 茨城県取手市小文間5000 東京藝術大学取手校地福利施設 藝大食堂2F
TEL: 0297-84-1874(火・金13:00-17:00)FAX: 0297-84-1875
MAIL: tap-info@toride-ap.gr.jp WEB: https://toride-ap.gr.jp/