取手アートプロジェクトは取手市と協働して、2020年度より「アーティストと児童の交流・共同制作」を柱としたプログラムを実施しています。本プログラムは、児童が自分なりの自律性と主体性を見つけられる『有機的な教育環境』をつくることを目標に始まっています。
このアンケートでは、上記活動に関連して取手市内の小学校に通う児童・保護者・教師の皆様のアートについての価値基準、多様性や創造性、適応力について調査するものです。
回答に要する時間は、児童は数分程度、保護者、教員の皆様は10分程度になります。
研究(アンケート)協力にあたり、以下の内容をご確認ください。
l 研究の目的と方法。
l 研究の参加は自由であり、同意を拒否、または撤回した場合でも不利益を被ることがないこと。
l 個人情報については匿名化されて処理されること。
l 回収したアンケートは厳重に管理され、本研究以外に使用されることがないこと。また研究終了後は適切に破棄されること。
l お子様にもアンケートを行うこと。
l 学会などの研究成果報告等で公表される場合の情報は匿名化され、個人情報が守られること。
l 本研究は、東京藝術大学研究倫理審査会の承認を受けて実施すること。
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1 研究課題
教育現場におけるアート活動を通じた子ども・保護者・教師の変化の検討
2 研究対象、目的、意義
研究対象:小学1年生~6年生の児童、その保護者、その小学校教師
目的:アーティストと児童の交流事業(以下本プロジェクト)が、児童、保護者、学級環境に与える、多様性、創造性、学校適応への効果について検討します。
意義:学習指導要領にもあるように、社会が予測困難になっても自ら学び、考え、判断する主体性や柔軟性を育む教育が現代は求められています。本プロジェクトは子どもたちが「アート」という答えのない取り組みを体験的に学ぶ機会となっており、これはまたとない柔軟性・多様性・創造性を育むものになると考えられます。アート自体は、これらを目的とするものではありませんが、これらの効果が明らかになれば、子どもたちにとって予測困難な社会を生きる力になるものと考えられます。
3 研究の方法、手順
アンケート調査
4 協力依頼内容
<先生方>
・先生方のアンケートにお答えください。時間は10分程度です。
・児童・保護者へのアンケートのお知らせ配布・告知をお願いいたします。
<保護者の方々・児童のみなさん>
・児童のみなさんは、児童向けアンケートにお答えください。 *対象学年別となっています
・保護者の皆様は保護者向けアンケートにお答えください。
5 倫理的配慮
l 個人情報の保護について:得られたデータは本研究目的以外に使用しません。調査内容の管理には細心の注意を払い、紙での情報調査がある場合、研究終了後にはシュレッダーにて破棄されます。研究が公表される場合の個人情報は匿名化されます。
l 研究協力者が小学生である場合は、保護者へ文書(電磁的データを含む)をもって研究内容を説明し、保護者の同意を得て行われます。
l 本研究に協力したくない場合はいつでも拒否できます。
6 研究結果のご報告と研究成果の還元
研究結果については、TAPにてご報告し、今後の取手アートプロジェクトにおける教育連携プログラムおよび取手市内小学校の活動に資するものとしていきます。また学術機関で発表し、アートを通した教育の可能性の一端を明らかなものとしていきます。
<研究者>
岩間 賢 所属:東京藝術大学美術学部(壁画第二研究室)准教授
三浦 理絵 所属:杉並区保健福祉部障害者施策課児童発達相談係(臨床心理士・公認心理師)
<連絡先・問い合わせ先>
NPO法人取手アートプロジェクトオフィス
0297-84-1874 (火・金 : 13:00-17:00) / tap-info@toride-ap.gr.jp