ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2022/12/16
派遣芸術家:名取愛梨 + 郭 瑞麟
(2022/10/14~12/16の8日間)
●活動の概要
苔や石などの自然物と人工物を組み合わせて自分だけの「テラリウム」を作るプログラムを行いました。初回は子どもたちと一緒に普段通りの放課後を過ごし、互いを知り合うところから活動開始。芸術家の名取さんと郭さんに加え、海外にルーツをもつサポートスタッフが日替わりで同行し、言葉の違いを身振り手振りで補いながらの多様性に満ちたコミュニケーションの場となりました。制作においては透明容器に数種類の用土を入れ、ピンセットで苔を植えていきます。子どもたちは細かい作業に集中し、家や動物などのミニチュアを配置する場面ではとりわけ嬉しそうに、それぞれが見立てた景色や物語が伝わる小さな世界を形作っていました。
●子どもたちの反応
子どもたちは国際色豊かな芸術家たちとの触れ合いを不思議がりながらも親切に迎え入れ、活動の前後にも一緒に工作をするなどして打ち解けていきました。テラリウム作りにおいては、初めて触る苔の感触や豊富な種類の用土に興味津々、素材の扱いに気を付けながら仕上げたお気に入りの作品を、嬉しそうに友達と見せ合う姿が見られました。更に、持ち帰った後「おうちでお世話ちゃんとしてるんだ」と報告してくれる子も。「アートの時間はいつもと違う楽しさがあった」、「めちゃくちゃ教えてくれて面白かった」など、感謝が伝わるコメントがアンケートに多数寄せられ、最終日は芸術家たちとの別れを泣いて惜しむ姿も見られました。