ベースプログラム - 中間支援プログラム

高井小学校 わかばクラブ 活動レポート

終了しました 2020/12/22


各クラブ活動レポート

高井小学校 わかばクラブ (2020/12/22~2021/02/22の8日間)

芸術家:好光義也

好光義也が行ったのは、即興的なダンスを楽しむプログラムです。放課後ならではの解放感に満ちた子どもたちの様子、年齢ごとの身体や言葉の発達の違いを踏まえ「身体を動かすこと」「ダンスしている人と同じ空間にいること」を活動のスタートラインに設定。その場で身体を使ってできることを好光が提案し、一緒に踊る子・踊りに来たり離れたりを繰り返す子・他のことをしながら横目で見ている子がクラブ室に混在する状況をつくりました。活動の後半は体育館で、低学年と中学年以上とで時間を分け、有志が参加する形です。普段使えない場所での鬼ごっこに夢中な低学年とはその興味に沿った遊びをし、中学年以上は好光の身体の動きを見て真似るところからコンテンポラリーダンスの基本的な動作を体得していきました。「私語なし質問なし。分からなくなったら周りを見てやってみよう。」という呼びかけのもと、子どもたちは全身の感覚を意識しながら取り組み「久々に全力で踊った!」「次回までに新しい技を考えてこよう」などの感想が聞かれました。
放課後子どもクラブは学校の授業とは別であることを意識していた好光。ダンスの先生ではなく「踊るお兄さん」として危険行為以外は受け入れる姿勢で臨み、「自由な時間であるからこそ他者を尊重するコミュニケーションを学べる可能性を感じた」と話していました。

好光義也(よしみつ よしや/振付家)
2015年Machol Shalem Dance House(イスラエル)でのインターンシップがきっかけでダンスをはじめる。ダンスをヤザキタケシ氏、ハイディ・ダーニング氏に師事。その他さまざまな国・地域から来た振付家のアシスタントや作品への出演、ワークショップへの参加を通して学ぶ。2020年より東京藝術大学美術研究科に進学。自身の身体を物や音と関わらせるのが特徴的。最近は身体を通して取手市に馴染もうとする自身の取り組みを”Toride Till I Leave(取手こそわが思い出)”と名付け、複数の作品を制作している。

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