ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2020/12/23
芸術家:河上 薫・若井有里亜
河上薫と若井有里亜が行ったのは、音楽の演奏を聴く側と届ける側の両方の立場から「音を楽しむ」プログラムです。プロの演奏を聴く・楽器をつくってみる・指揮をしてみる・それらを合わせて演奏するなど、多面的な視点を総合して音楽の表現を体験するプロセスを設定しました。自分専用の楽器として子どもたちが制作したのは、蒲鉾(かまぼこ)板の土台に数本のヘアピンを取り付けたカリンバ。身近な素材に子どもたちの個性豊かな色彩を施したカリンバで、単体での音色だけでなく、他の楽器を交えての合奏も楽しみました。また指揮者体験では芸術家の演奏をコントロールし、演奏の全体を見る視点を得ました。最終回は体育館での活動となり、まずは河上のピアノ伴奏による若井の歌唱をみんなで鑑賞。ステージに上がっての指揮者体験も行い、器楽合奏では手づくりカリンバのほか鈴やタンバリンを思い思いに鳴らしました。河上のピアノ伴奏と若井の手拍子に子ども一人一人の音やリズムが合わさり、活動を賑やかに締めくくりました。
「心の内をダイレクトに伝えてくれる子どもたちの反応がとても嬉しかった」と若井。最終回には「この授業、あと20回やりたい!」との子どもたちの感想もあり、みんなで存分に「音を楽しむ」ことができました。