ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2021/02/09
芸術家:太田晶久
太田晶久が行ったのは、太田によるファゴット演奏を聴いたあと、打楽器で演奏に加わり合奏するプログラムです。まずは太田と伴奏担当のサポートスタッフがミニコンサートをし「奏者がお辞儀をしたら拍手する」という作法を伝えることから活動がスタートしました。子どもたちにも予め楽器が配られていましたが「(まだ)音鳴らさないよ!」と互いに声をかけ合って鑑賞に集中。初めて聴くファゴットの音色に惹きつけられ、演奏に合わせて踊るような仕草も見られました。合奏に移ってからは、1,2年生は鈴やタンバリンでリズム遊びをし、演奏した18曲それぞれに異なるリズムとテンポ・表現力を身に着けました。一方3~6年生は木琴・鉄琴などを使って「きらきら星」を合奏し、次の回ではハンドベルを使って合奏しました。同じ曲を繰り返し聴くことで音感やリズム感が馴染んでいくことを太田は意図し、立て続けの演奏に時に疲れの表情も見せる子どもたちでしたが、身体でリズムをとりながら音を合わせ「凄い演奏で楽しかった!」との感想が聞かれました。
「授業のカリキュラムとは趣を異にし、音楽の楽しさを体験させることに集中できた。」と話す太田。同時に「面白かった以上の記憶を残すには時間が足らなかった。感動を持続させることが大切。」とも。子どもたちが創造的な体験を積み重ねていくための、貴重な一歩を踏み進んだ4日間でした。