TAPの現在地 - 藝大アーツプロジェクト実習:多様をほぐすストレッチ, ベースプログラム - 人材育成プログラム
近日開催 2025/11/20
日常のさまざまなシーンで「多様」という言葉に出会うようになりました。「多様であること」は当たり前に大事なこととして扱われはじめています。
でもこの言葉が使われれば使われるほど、「多様」はぼやけ、さまざまバラバラなはずの存在が見えづらくなっているようにも思います。
それぞれ状況の異なるわたしたちは、「多様であること」とどう関係しているのでしょうか。
今回の研究会では、「多様」という言葉の重なりの中で凝り固まった体と頭を伸ばして、
この言葉の内と、未だ外にあるものに、ひとつひとつ出会う時間を持ちたいと思います。
多様性とはなんなのか、なぜ必要だと言われるのか。
「多様性の時代」とも言われるような昨今、2年前から始まったこの学習会で、改めて根本に立ち返り、じっくりと「多様」をほぐしていくような会を企画しました。
今回のゲストは、エイズの予防啓発を始めたことをきっかけにして、さまざまな現場で若者に向けた性教育を行いつつ、大学で「表現と倫理」に関する講義も行なっている、あかたちかこさんです。
多様性は誰のため? そろそろ多様性と言わなくてもいいのでは?そんな素朴な疑問に参加者みんなで向き合ってみます。
また、第二部では希望者だけで、さらにじっくりと話し合える時間を設ける予定です。
こちらのフォームからお申し込みください。
あかたちかこ

大阪生まれ。大阪市立阿武山学園専門講師、京都精華大学非常勤講師。大学在学中に出会った「エイズ予防」をおもしろい!と思って、そのまま、気がついたらそういうことを仕事にする人になっていた。今では、中学生から大人までを相手に、恋愛やセックスや性病やその周辺について話したり、聞いたり、ものを作ったりする、なんでも屋さんです。時々、大学や児童自立支援施設で教えたりもしています。共著に『たたかうLGBT&アート』(法律文化社)『セックスワーク・スタディーズ』(日本評論社)『未来のアートと倫理のために』(左右社)など。
コーディネーター 遠藤純一郎(えんどう・じゅんいちろう)
2018年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。2018年に性教育を扱ったカレンダー制作やワークショップなどを行うチーム「白いチューリップ」を立ち上げ、全体のディレクションやデザインなどを担当。2022年より関東大震災時に虐殺された朝鮮人の追悼式を準備する集まり「百年(ペンニョン)」に参加し、朗読パフォーマンスやフィールドワーク案内に関わる。その他、広く人権や社会運動と表現の関わりに関心を持ちながら、勉強会や講座の企画、グラフィックデザイン、作曲、ZINE制作などを行う。
ディレクター 羽原康恵(はばら・やすえ)
NPO法人取手アートプロジェクトオフィス理事・前事務局長。アートコーディネーター。国際関係学を経て芸術支援を学ぶ。2005-06年取手アートプロジェクト(TAP)インターン、07-08年(財)静岡県文化財団のち取手に戻り、TAPの芸術祭型から通年型、またアーツセンター期への転換を担う。2022年より東京藝大アーツプロジェクト実習がはじまり、地域の中で活動する実践の現場を担当。
主催:東京藝術大学 藝大アーツプロジェクト実習 取手コース
事業連携:取手アートプロジェクト/たいけん美じゅつ場 VIVA
特定非営利活動法人 取手アートプロジェクトオフィス
〒302-0001 茨城県取手市小文間5000 東京藝術大学取手校地福利施設 藝大食堂2F
TEL:0297-84-1874 (火・金 13:00-17:00)
Email: tap-info@toride-ap.gr.jp
ロゴデザイン:森垣賢