半農半芸 - アーティスト・イン・レジデンス「‰」「%」
終了しました 2015/02/25
TAKASU HOUSEでは、アーティスト・イン・レジデンス「‰」プログラムとしてアーティストユニット「風景と食設計室ホー」を高須地域に招聘します。二人はこれまで、風景と食が持つ多様な価値を繋げ、ほんの少し先の未来をつくりあげようとする表現を紡いできました。
平安時代末に伊勢神宮の相馬御厨として独自の発展を遂げた取手市高須地域。ここで高岡友美・永森志希乃は2012年より住民とともにリサーチ活動に取り組み、地域創生活動の一環として、同地域内に活動拠点を持つNPO法人バイオライフと協力し、低温圧搾技術により搾油した菜種油のプロダクトの新デザイン提案などをおこなってきました。
「風景からはじまること」展では、二人が全国各地を訪れその文化を涵養し、独創的な観察力をもって、その土地について考え尽くすことでつくりあげてきた光景をお見せします。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。なにがその表現を突き動かしているのか。その深奥に迫ります。
本展をきっかけに、高須地域を中心とした新たなつながりをつくり、この地にアーティスト独自の『鍬』を入れた活動をはじめていきます。
TAKASU HOUSE統括ディレクター 岩間賢
高岡友美・永森志希乃によるユニット。ランドスケープデザイン事務所勤務を経て、2012年3月より活動。
「遠くの風景と、ひとさじのスープ。世界と、わたしの手のひらは、繋がっている。」をコンセプトに、食を風景・文化・社会の切り口から捉え、その時その場所でしか体験できない食のインスタレーションを展開。企業や自治体とのプロジェクトにて、コンセプチャルなフードプレゼンテーション、アートプロジェクト、デザインなど幅広く手がける。2015年より東京/富山の二拠点で、更に広がりのある活動を目指す。
「発酵する部屋」2012/別府 | 「山と木と人と」2012/鳥取 | 「月出る処 今と昔」2014/市原 |
TAKASU HOUSE では、2015 年よりアーティスト・イン・レジデンス「‰」を始動します。「‰」とは千分率を表す記号です。1000 を普遍性、1を物語性ととらえ、両者を往還しながら、アート・ デザイン・建築・舞踏・音楽といった創造的分野で活躍する国内外の表現者が、取手市高須地区と向き合い滞在制作を行っていきます。 初年度は「はじまること」をテーマに、定期的に創造の場を公開しながら、滞在制作のプロセスを重視したプロジェクトやワークショップなどを実施していきます。