お知らせ:渡辺好明遺作展開催

2012/12/06


元取手アートプロジェクト実施本部長、渡辺好明遺作展|光ではかられた時

2009年に逝去した元TAP実施本部長、渡辺好明氏遺作展が東京藝術大学美術館陳列館にて開催されます。取手アートプロジェクトの立ち上げ期よりTAPに携わり、以降TAP事業の推進とともに、市内及び近隣のアーティスト、学生らの指導、支援にあたってきた渡辺氏の、アーティストとしての表現の足跡をご覧いただける機会です。是非ご高覧賜りますようご案内いたします。

会期
2012年12月7日(金)ー12月24日(月・祝) 10:00ー17:00(入場は16:30まで)

休館日
月曜日(12月24日は開館)
会場
東京藝術大学美術館 陳列館
観覧料
無料

 

交通案内

JR上野駅公園口、東京メトロ根津駅より徒歩10分

東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、京成線京成上野駅から徒歩15分

*駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。

作家プロフィール

渡辺好明ホームページ  www.yoshiakiwatanabe.com

1955年6月24日、兵庫県神戸市生まれ。1980年3月東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。1982年3月同大学大学院美術研究科壁画専攻修士課程修了。同年4月より1985年3月まで同大学絵画科油画専攻非常勤助手として教育・研究業務の補助に携わる。1985年より1989年までドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてデュッセルドルフ美術アカデミーに学ぶ。帰国後の1989年4月から東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻常勤助手、1992年6月より専任講師、1999年4月に同大学先端芸術表現科発足にともない助教授として移籍、2006年4月同科教授。2009年11月4日逝去。
美術家としての創作活動では、1980年より国内外で個展、グループ展等多数開催。初期は線の筆跡を連鎖させた「自現」シリーズを制作。ドイツ留学時代の作品「ZEITZEICHNEN」(時の刻印)は代表作。1988年ヴァジル・ゼニュウ基金受賞によりドイツ・ゲーヴェルスベルク市のモニュメント制作。帰国後は、火(蝋燭)や水(水鏡)等を用いた「光ではかられた時」と題したインスタレーションによる作品を発表し、ひとりの作家としての完成された世界に到達した。

教育活動では、1991年東京藝術大学美術学部の取手校地発足にともなう新校舎の設置計画に参加し、移転事業および教育体制の整備に携わる。発足後は、取手校地の地域連携を視野に入れた「創作展」(2003年よりアートパス取手)を企画・運営。一方、取手校地における先端芸術表現科設置準備に奔走。先端芸術表現科移籍後は、教務委員として授業カリキュラムを初め教務全般に種々改革案を打ち出し、授業体制・教育環境の充実・発展に貢献する。2009年には、取手校地運営委員会委員長として、取手校地における17年間の活動を総括する「取手校地教育研究活動成果報告書」をまとめる。また、ドイツ留学・海外研修の豊富な経験を活かし、デュッセルドルフ美術アカデミーとの交流展等を企画・運営。2003年からはバウハウス大学ワイマール造形学部との交流展(Green Space2 光と影、D/J ブランド~ドイツに学んだアーテイストの発火点~)等、様々な国際交 流企画を立案・実施。さらに国際交流部会委員として各国芸術大学との交流協定の締結にも携わる等、東京藝術大学の国際交流事業の発展に大きな役割を果たす。

社会活動では、1999年より10年間に渡り、取手アートプロジェクト(TAP)の企画・運営の中心として携わり、茨城県での文化事業に貢献。その活動が評価されTAPに対し、「国土交通大臣賞」や「総務大臣表彰」、「サントリー地域文化賞」等を多数受賞。2007年には取手井野団地内に若いアーティストの為の共同アトリエ「井野アーティストヴィレッジ」を設立し、その代表として運営に携わる。TAP関連の執筆・講演等多数。

主催等

主催
渡辺好明遺作展実行委員会
共催
東京藝術大学大学美術館
助成
野村財団、EU・ジャパンフェスト日本委員会、藝大フレンズ賛助金、宮田亮平学長学術研究基金
協力
A trans Pavilion Berlin

企画
渡辺好明遺作展実行委員会

お問い合わせ

取手アートプロジェクト実施本部

〒302-0024 茨城県取手市新町2-5-5 2階

TEL/FAX:0297-72-0177 (TELのみ:火・金 13:00-17:00)

E-mail:tap-info@toride-ap.gr.jp

Web: https://toride-ap.gr.jp

Twitter:toride_ap