藤本由紀夫によって仕掛けられた「日常」。見馴れた風景が、聞き馴れた音が、ゆるやかに変化して目の前に現れます。
宮ノ前ふれあい公園は遊具がなく風の音、木々の音などが際立つ場所です。この公園に、20 世紀のデザインと建築に大きな足跡を残したオランダのデザイナー、リートフェルトの代表作である『Red&Blue』の椅子25 脚が現れます。藤本由紀夫によって、これらの椅子は芝生の上で音符となり、置かれる場所が毎日変わることによって日々違った音空間を生み出します。
時間:11:00−16:00
会場:宮ノ前ふれあい公園
旧取手宿本陣は江戸時代において参勤交代の道中に宿泊や休息のために利用されていました。この本陣の9つの部屋で、キーボードからそれぞれ異なった音がキーボードから流れています。部屋から部屋へと歩き、耳を澄ますと、移り変わってゆく和音が聞こえてきます。
時間:11:00−16:00(入場15:30まで・ 23日(祝)は休館)
会場:旧取手宿本陣
駅から見える場所で風船を上げ、風船の両側につけたマイクで上空の音を採ります。その音は下に設置するヘッドホンから聞こえ、まるで巨人になって取手の音を聴いているかのようです。取手から発したさまざまな音やエネルギーが拡散した様子を巨人の耳で音としてとらえています。
時間:11:00−16:00
会場:利根川サイクルステーション前
本陣の門をくぐるとそこには石があります。そっとその石を踏んでみると…。そし て、室内にはすっぽりと観客を包む巨大なスポンジのかたまり。これらの2作品は、 音のある空間と音のない空間の対比を体感させます。
時間:11:00−16:00(入場15:30まで・ 23日(祝)は休館)
会場:旧取手宿本陣
発案者は取手市在住で、坂道をこよなく愛する根本凡。坂道の水路を流れる水の音を探し、採取、会期中に旧戸頭終末処理場の巨大なタンクの中で体感する作品になります。市民・作家・制作スタッフ・協力者と、さまざまな人を巻き込んで実現していくプロジェクト。
時間:11:00-19:00
場所:旧戸頭終末処理場
協力:東京芸術大学音楽環境創造科、取手の坂道愛好会
監修:藤本由紀夫
制作:取手アートプロジェクト
終了しました 11月12日(日)「本陣の一日」 →詳しくはこちら
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