TAPの現在地 - 小規模特認校連携プロジェクト「創造すること、表現すること」, ベースプログラム - こどもプログラム, ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2023/09/10
取手市立山王小学校で令和3年度より取り組んでいる、アーティストと児童の交流プログラムのひとつ、「大地からはじまること」につながる活動を、広くみなさんに体験いただくサマーアートキャンプをこの夏初めて開催しました。普段の活動パートナーである取手市・東京藝術大学・TAPに加え、今回は前田建設工業株式会社ICI総合センターと連携しました。夏休み終盤の8/23(水)、24(木)の両日、ICI総合センターにて、一日丸ごと土と石でつくることを体験する日として実施しました。
小学生のみなさんのプログラム | 大人の方プログラム |
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こちらのレポートでは、子どもチームの動きをご紹介します!
講師の鈴村先生から壁画のお話、道具の使い方を学んでからぞれぞれ制作がスタート。
まずは紙に絵柄の下書きをして、その上に割った石(テッセラ)をどんどん置いていきます。
同じ色に見えても石によって少しずつ表情が異なります。
午前の作業が終了し、お昼は社員食堂でいただきました!
お昼を食べた後はICIキャンプやラボの見学、土木講座も行いました。
紙で作った丸、四角、三角形のトンネルに砂をかけていき、どの形が一番強いのか実験しました。
モザイク作業に戻ってきました。いよいよテッセラをセメントで貼っていきます。
木枠にセメントを流し込み、テッセラを一つ一つピンセットで貼っていきます。
最後にはみんなの作品を並べて講評会を行いました。それぞれ良かったところ、頑張ったところを評価してもらいました。
1日お疲れ様でした!
約60名の児童が通う取手市立山王小学校の小規模特認校化に際して、同校および取手市教育委員会と連携して、芸術家が児童と通年でともに活動する仕組みづくりに2021年度より通年で取り組んでいます。
前期プログラム「となりのスタジオ(The Studio Nextdoor)」の活動では、海外にルーツを持ち、取手で学び制作する芸術家がスタジオアーティストとなり、学校の一角の教室を子どもたちと共に制作するスタジオをつくります。後期プログラム「大地からはじまること」では、身の回りにある自然である土や木々を素材として手を加える方法を学び、思い思いに形づくり、野焼きをして土器をつくるという過程の中で、ゼロからのものづくりにじっくり向き合うことを試みています。
子どもたちが芸術家と活動をともにすることで、自分の感性を表現する力と、これからの社会を柔軟な思考と視点で生きる力を支えることを目指す、学校・市・アートNPOによる連携プログラムです。