ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2022/12/19
派遣芸術家:大垣 美穂子
(2022/11/16~12/19の8日間)
●活動の概要
活動の前半4回は、「オルガニート(手回しオルゴール)」の専用シートに絵を描き、星座のように穴を空けることで、自分だけの楽譜を作るプログラムを行いました。テーマに沿って描く絵を子どもたちは熟考し、穴をあける際も音をイメージしながら位置を周到に定めていく様子が見られました。
後半4回は、『コロコロあるくせいめいたい!!をつくろう』と題し、紙コップなどの身近な材料で動くおもちゃを作る立体工作を行いました。カラーペンや色紙も使って、子どもたちそれぞれが形づくったオリジナルの「せいめいたい」を友達と自慢し合ったり、作品同士を対決させる相撲ごっこを編み出したりなど、遊び方も工夫して楽しんでいました。
●子どもたちの反応
子どもたちは「オルガニートって何?、その箱に何が入ってるの?」と興味を寄せ、芸術家の説明を静かに聞いてくれました。比較的人数が少ないことから参加者同士の距離が保たれ、各々こだわりをもって制作に集中する一方、友達の作品も気になり、うまく音が鳴る穴の位置を教え合う様子も。オルガニートが奏でる優しい音に子どもたちは和らいだ表情を見せ、シートを差し込む向きや穴のあけ方を色々と試しながら作曲体験を楽しんでいました。「歩く生命体」づくりにおいては芸術家の大垣さんが手書きの説明書を用意し、各自これを見ながらスムーズに制作が進みました。作品が歩く方向のコントロールに苦戦しつつ、右往左往する姿に笑いと声援を送っていました。