ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2022/12/15
派遣芸術家:表 麻弥
(2022/8/26~12/15の8日間)
●活動の概要
様々な色や生活の中に隠れている模様を見つけたり、染めたり、身につけたりして楽しむプログラム。和紙の折り方や染め方によって偶然の模様と色彩が現れる「折り染め」から活動を始め、「フロッタージュ(こすり出し)」では、クラブ室の内外にある凸凹を探し出して紙に写し取り、好きな形に切り抜いてコラージュ作品に仕上げました。空容器をスタンプにした「オリジナルバッグ作り」では、容器から発見した模様を組み合わせて新たな模様をつくり、これらの経験が最終回の、オリジナルの模様の服をつくって身に纏う「ファッションショー」へと生かされました。活動を通じて子どもたちは、身近な物事を普段とは異なる視点で捉え直す力、発見した美しさや面白さを再構成して新たな価値を生む力を発揮できたようでした。
●子どもたちの反応
「折り染め」や「フロッタージュ」では高学年の飲み込みが早く、配色の工夫や模様のバリエーションを次々と発見しながら意欲的に取り組みました。一方「オリジナルバッグ作り」は低学年が夢中になり、それぞれの個性とこだわりが見える作品が生まれました。最後の「ファッションショー」では、身の周りの物の形をなぞって描き写すところから好きな絵や文字も広がり、服全体の形を変えたりポケットを付けたりなど自由に発想。各自が身に纏ったところで学校の先生方が見に来てくださり、子どもたちは大喜びで披露していました。中には恥ずかしがる子もありましたが、できた作品をこっそり見せに来たり、オススメのポイントを自ら教えたりしてくれました。