ベースプログラム - 中間支援プログラム

寺原小学校 はやぶさクラブ 活動レポート

終了しました 2020/12/22


各クラブ活動レポート

寺原小学校 はやぶさクラブ (2020/12/22~2021/02/25の8日間)

芸術家:種岡美恵子

種岡美恵子が行ったのは、打楽器のリズムでコミュニケーションするプログラムです。マラカス、ギロ、ウッドブロック、太鼓、ブームワッカーなどの楽器を豊富に揃え、種岡のリードで子どもたちがリズムを奏でます。全員で輪になり、即興的なアンサンブルを楽しむ「ドラムサークル」を活動の中心に据えていましたが、自分の音を鳴らすことや、とにかく色々な楽器を触ってみることに夢中な子どもたち。初めのうちは互いの目を合わせることも難しい状況でしたが、回を追うごとに楽器に慣れ、周りの音に気付く余裕も出てきました。更にサポートスタッフと支援員がサークルに加わって、ベースのリズムを安定して響かせることで、即興のリズムを乗せやすくなりました。最終日が近づく頃には、楽器の鳴らし方のアイディアも子どもから挙がるようになり、各自が考えたリズムを重ねたりつなげたり、みんなの音に耳を澄ませながら共鳴させる一体感を味わうことができました。
子どもたちの意志が主体となる打楽器演奏。力任せに叩くことで指示の声がかき消されたり、楽器が凹んでしまったりと課題もありましたが、種岡から楽器の大切さを学び、アニメやポップスなどの好きな曲の合奏を重ねるうち、他の人の音をよく聴きみんなで合わせる心地よさを体得していきました。ドラムサークルを通じて互いを認め合い、目に見えない価値を全員で表現することができました。

種岡美恵子(たねおか みえこ/演奏家)
取手市在住。日大芸術学部音楽学科ピアノコースで高田留奈子師に学ぶ。卒業後、自宅でピアノ教室タネオカサウンドルームを開き今に至る。2017年、ドラムサークルファシリテーター協会(DCFA)の認定を受け、スティミュレイティブファシリテーターとして取手市福祉会館、公民館、緑地公園などでドラムサークルを開催。女声合唱団「マミーコール」の指導者。ボランティア団体「歌う会小さな輪」の代表。アフリカ飢餓救済チャリティコンサート、東日本大震災被災地支援チャリティコンサート、被災者支援、介護施設訪問ボランティアなどを行っている。取手聖書教会ピアノ・オルガン奏者。

関連する記事

  • 近日開催 2024年12月12日(木)18:30-20:30

    多様をほぐすストレッチ #7「それは特別あつかい?」

  • 近日開催 2024年12月5日(木)19:00-21:00

    多様をほぐすストレッチ #6「多文化共生社会ってどんな社会?」

  • 終了しました 2024年10月24日(木)18:30-20:30

    多様をほぐすストレッチ #5「『異文化』ってなんだろう?」