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【書籍のご紹介!】アートプロジェクトのピアレビュー

終了しました 2020/03/20


アートプロジェクトの新しい評価、実践してみました!

取手アートプロジェクトが実践事例の一つとして参加した「アートプロジェクトのピアレビュー」。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科が2016年から3年間開催した、「グローバル時代のアートプロジェクトを担うマネジメント人材育成事業 (&Geidai)」の中で行われた「アートプロジェクトの評価」研究会の3組6団体が、「ピアレビュー」に取り組んだ記録が書籍になりました!
つねづね、現場の悩みである評価へのもどかしさを感じていた中で、今回の実践はTAPの現場にとっても新しい発見。なんと取手アートプロジェクト事務局の実践は、マンガにしていただいていますのでぜひ楽しんでいただけたらと思います。(表紙イラストは普段TAPでお世話になっている武藤舞子さんです!)

  • 出版元・水曜社 書籍紹介ページはこちら。ここからインターネット購入も普段ご利用の場所が選べます。

 

目次・概要

・ ピアレビューをはじめよう!(ピアレビューのすすめ)
・1 取手アートプロジェクト×應典院ー拠点を開き、さまざまな関わりかたを支えるには?(はじめてのピアレビュー(取手アートプロジェクト編) 社会に向けたプロジェクトであることを再確認するために ほか)
・2 谷中のおかって×芸術家と子どもたちーアーティストと子どもの関わりかた、場のつくりかたを探る(体制の比較/相互視察/座談会・子どもたちの未来を考えるピアレビュー ほか)
・3 アートアクセスあだち 音まち千住の縁×TERATOTERA-サポーターの比較検証からプロジェクトを見直す(さまざまな角度からサポーターを比較/原動力としてのサポーターの存在を見直す機会に ほか)
・ピアレビューの可能性とは?(評価論におけるアートプロジェクトのピアレビューの位置づけ)

内容紹介(水曜社WEBより)

日本各地で開催されている芸術祭やアートプロジェクト。「アートが社会と結びつくことで地域に貢献できるのではないか」と、多くの自治体が取り組むようになりました。
しかし、行政が求める「効果」は誰の目にもわかるものになりがちで、アートプロジェクトの現場は、ついつい「スポンサーを喜ばせるための評価」を行ってしまいます。そして、そんな評価では活動本来の価値が伝わらないというジレンマは、アートの現場に「評価疲れ」を引き起こしてしまいます。
こうした現状に対して、本書は、「アートの現場が、自身の強みを知るための評価手法」として「ピアレビュー」を提案するものです。ピアとは、理解しあえる同業他者。外部の仲間の視点を借りて、お互いを「映し鏡」に評価しあうのが「ピアレビュー」です。本書では、6つのアートプロジェクトが実際にピアレビューにチャレンジ!ピアを選ぶところから始まるプロセスをわかりやすく紹介し、レビューの結果を図表やマンガ、座談会など、いろいろな形で説明しています。

「ピアレビューってなに?」という問いに具体的に答える本書は、さらに、「ロジックモデル」と「社会的インパクト評価」など、他の評価方法を概説する専門家の寄稿も加えて、文化事業の評価全般の入門書となっています。

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