アートのある団地 - 宮田篤+笹萌恵「リカちゃんハウスちゃん」, アートのある団地 - いこいーの+Tappino, アートのある団地 - 宮田篤+笹萌恵「ちくちく地区」
終了しました 2015/03/18
“ 去年の6年生、いまの中学1年生にSくんという男の子がいます。
彼があるアンケートで、ちょっと変わった校歌を書いてくれました。
歌うような言葉で井野小学校の校歌が書いてあります。わたしたちは、井野団地のいろんな言葉を探していたので、とても興味をひかれて、
閉校する前にこの言葉を旗にしたいと思いました。”宮田篤+笹萌恵
井野小学校の在校生、卒業生や先生方が歌い継いできた「校歌」が、大きな「旗」になりました。
下級生から上級生へ、そして先生方や地域の方々へ、延べ3300人の手を巡って完成した旗がいっぱいに飾られた体育館で、閉校式が行われます。学校とのお別れの日をゆっくり過ごす場「いのしょういこいーの」がオープンしたり、校舎の中をぐるりと歩いてみることもできます。
*「いのしょういこいーの」(11:00〜プレオープン/12:00〜14:30グランドオープン)
*校舎の中を歩く(12:00〜14:30 校舎の一部のみ公開)
*ちくちく校歌プロジェクトについてはこちら。
宮田篤|1984年愛知県一宮市生まれ。愛知県立芸術大学美術研究科美術専攻修了、好きな食べ物はうめぼし。主な展覧会に2014年「美術館で夏休みーいつものミチのひみつキチ」刈谷市美術館(愛知)、2010年「ふしぎの森の美術館」広島市現代美術館など。2006,2008,2010,2011年に取手アートプロジェクトへ参加している。
笹萌恵|1986年東京都調布市生まれ。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、好きな食べ物はたまご。2009年よりユニット活動を開始し、全国各地で裁縫あそび「ちくちく地区」を展開している。取手アートプロジェクトでは2010年より「ちくちく地区:井野団地」を展開中。主に宮田が仕組みを、笹が裁縫を担当しているが、ちょいちょい入れ替わる。
総戸数2,276戸を数える取手井野団地。立場も世代も違う人びとの生活のただ中で、コミュニケーションを通じて変容していく場と表現。パートナーアーティスト、〇号棟の□□さん、▽から来た□□さん・・・ひとり対ひとりの関係性に基づいて起きる生活とアートの接触/同居/共鳴を通じて、「日常」の新たなかたちと可能性を探ります。