半農半芸 - 新小文間物語
終了しました 2024/10/18
言葉と字・松原東洋
私たちがこの土地で出会った書籍『小文間物語(饗場芳隆著)』は、
少し昔この土地に関わり生きていた人々の振る舞いや風俗・文化や風景を伝えてくれるものでした。
そして私たちは現在の小文間に交わる方々と出会う旅をはじめることになりました。
あるときは小文間に縁のある方々を訪ねたり、
小文間の歴史や史跡を訪れたり、
あるときは小文間音頭を踊ったり。
小文間との関係もさまざまな方との偶然の出会いをたよりに、手探りながら進めてきたプロジェクト「新小文間物語」。
この旅を取り巻く数々の活動は、藝大の中の野外舞台でどうみなさまの目の前へ現れるのでしょうか。
ぜひご期待ください。
*2024.11.16更新:出演予定でした佐々木彩子さんのご参加が見送りとなりました。
楽しみにしてくださっていた皆様には恐縮ですが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
偶然の出会いを連ねて訪ねた、現在の小文間にさまざまな形でつながる人々のポートレート。
写真:沼田学(写真家)
芸大取手校地に学び始めたことをきっかけに驚異的な小文間のリサーチを続ける氏による特別ツアー。
小文間という土地の歴史と地形にひもづく古道を訪ね、取手キャンパスの周囲から大学へつながる3kmを歩きます。
ガイド:田中ジョン直人(リサーチャー)
*起伏のある距離を歩くため、単独での参加は中学生以上、保護者同伴の場合もご参加は小学校高学年からとさせていただきます。
*歩きやすい服装、水分補給用のお飲み物など、ハイキングに出かける装備でご参加ください。
*当日、空きがある場合は先着順で参加を受け付けます。
ご予約フォームはこちらから(10月26日(土)公開!)
JR常磐線・関東鉄道常総線「取手」駅下車、取手駅東口2番乗り場から大利根交通バス約15分(片道330円・現金のみ)「東京藝術大学」下車すぐ、または「東京芸大前」下車徒歩5分
※取手藝祭2024開催のため臨時増便での運行です。ダイヤは取手藝祭WEBにて最新情報をご確認ください。
※ご来場には、公共交通機関をご利用ください。取手藝祭2024が同時開催中のため、来場者用駐車場は僅かです。
満車の場合は入場までの時間が大変長くなることが予想されます。ご注意ください。
舞踏家
TAP《半農半芸》新小文間物語パートナーアーティスト
踊ることは触れることとして、場所や地域や暮らす人々と関わりながら活動する。
田んぼやアーケード街で舞踏×音楽×美術の公演を行なって来た舞踏団トンデ空静主宰。渋さ知らズ舞踏手。2025年より、群馬県障害者芸術文化活動支援センターのコーディネーターに就任予定。
ダンサー
美大で版画を学んでいたがいつの間にか白塗りして踊ってる。
2016年ソロ作品「フネヲオモウ」
渋さ知らズ舞踏手。美術家とのボディペイントライブパフォーマンス、ミュージックビデオ等活動。
トンデ空静、B機関、とりふね舞踏舎に参加。
歌、語り
Drums
リサーチャー/桐朋学園大学非常勤講師/東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科 教育研究助手
1994年東京都生まれ。米国カリフォルニア大学デービス校農業環境科学部(国際農業開発専攻)・文理学部(美術史専攻)卒業後、日立製作所の経営企画部門勤務を経て、取手キャンパスで東京芸術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻(MFA)修了。在学中からキャンパスとその周辺を研究。多くの人の力を借りて、小文間の中谷津耕地から大学史、マクロな社会史・人類史の接続点へ、リサーチ、発表や展示、そしてアーカイブで迫る。
小文間の盆踊り大会や公民館まつりを筆頭に市内のあらゆるイベントに参加するほか、水害時にはいち早く炊き出しを行なうなど、多方面にアクティブな小文間の刀自の集まり。小文間で今日まで盆踊りの伝統が続いているのは、東京芸術大学の学生・教職員、取手市民、そして市長をも相手に踊りを熱血指導し、盆踊り大会当日はボランティアで着付けもして下さる、この小文間婦人会の皆さんのパワーのおかげに他ならない。(紹介文作成:田中ジョン直人)
アーティストと多様な世代のメンバーが集い《半農半芸》の活動拠点「藝大食堂」の野外空間をゆるやかに開墾・整備し、自然と人、人と人が関わりながら風景をつくりだすプロジェクト。関わる人がそれぞれの動機をもって活動を重ねていくことに委ねられ、自然や他者との対話によりその形をつくっていきます。
https://toride-ap.gr.jp/hannohangei/tagayasu
藝大のすぐ近くに校舎を構える取手松陽高校。今現在もそこに通う高校生たちは、どんなことを考えながら日々を過ごしているのか――。「新小文間物語」プロジェクトメンバーのそんな好奇心から、取手松陽高校演劇部とのクリエーションが始まった。演劇部有志の方々には、これまでこのプロジェクトが行ってきた「小文間に関わる人に話を聞いてみる」という体験を、インタビュアーとして追体験してみる、という形でご協力いただいた。(紹介文作成・コーディネート担当 杉野若葉)
写真家/ゲリラ出張餅つきユニット『もちはもちや』主宰
北海道出身。写真家。
書籍、広告、WEB、ムービーなどを中心にアンダーグラウンドな文化をドキュメントすることに軸足をおき、地下に潜行奮闘中。著作に築地市場の人達を定点観測した写真集「築地魚河岸ブルース」(東京キララ社)。餅つきが好きすぎて出張餅つき屋『もちはもちや』を始めました。自杵持参でどんな場所でもやりますのでご用命ください。
https://www.instagram.com/numatamago/
公演制作
松原東洋が主宰する舞踏団トンデ空静の制作を2012年から担当。公演実施のための計画や予算管理、PR計画、ウェブサイト運営、申請対応、各種情報整理などを行う。近々の興味は鰻、本屋、土。
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科 学生
愛媛県出身。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科3年に在学中。文章を書いたり写真を撮ったりしている。
アートマネージャー/取手アートプロジェクト包括ディレクター
1981年高知生まれ、広島、三重育ち。特定非営利活動法人取手アートプロジェクトオフィス理事。大学進学を機に茨城へ。学業そっちのけで取手アートプロジェクト(TAP)のインターン活動に勤しむ。他県文化財団での仕事を1年ちょっとで辞め取手に戻り家族を持つ。現在はTAPの活動の中でヤギの世話、若い芸術家を見守る食堂のおばちゃんを兼務しつつ、誰もが表現活動にアクセスできる日常が持続可能になることを実現するため奔走中。
普段はメディカルクラーク、たまにデザイナー
カメラアシスタント、旅行会社パンフレットデザイン、アパレルグラフィックデザイナーを経て今は事務員。
ご要望いただいた際はデザインのお仕事も楽しくちょいちょいやっています。
最近は老後のために漫画家を目指して作業中。
美術家/取手アートプロジェクト《半農半芸》ディレクター/東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻(壁画第二研究室)准教授
1974年千葉県生まれ。東京藝術大学美術学部後期博士課程修了後(ph.D)、文化庁芸術家在外研究員として中国で創作活動。「遠い未来ではない、今から地続きの10年後の未来を多視点な角度から捉え、美術、音楽、ダンス、建築、農学、社会学、生命研究等、様々な分野が領域を超えて共振する新しい世界観・知の場をつくる必要がある」と考え、場と人の対話を生み出す作品や舞台、プロジェクトなどを国内外で展開。
アーティストとともに小文間地区の歴史や風土、これまで語られなかった人々の思い出などなどをリサーチしながら、現代における「地域」とは何かを問い直していくプロジェクトです。小文間との関わりもさまざまなメンバーたちが集い、それぞれから見える地域や人の景色を探っていきます。
パートナーアーティスト:松原東洋(舞踏家・トンデ空静主宰)
主催:取手アートプロジェクト実行委員会
協力:小文間婦人会のみなさん/取手松陽高等学校演劇部有志/耕すプロジェクトのみなさん/舞踏団トンデ空静/東京藝大アーツプロジェクト実習
助成:令和6年度 自治総合センター地域の芸術環境づくり助成事業/令和6年度 文化庁文化芸術創造拠点形成事業
取手アートプロジェクト実施本部
〒302-0001 茨城県取手市小文間5000 東京藝術大学取手校地 藝大食堂2F
Tel: 0297-84-1874(火・金13:00-17:00)