アートのある団地 - そうぞうする団地
開催中 2025/04/17
今回は、井野団地や取手のまちで生活している方とともに、少し先のこの地域・この社会に必要な「仕組み」を実験し、団地を起点に将来の設計をつくっていくことを目指して活動するパートナーとその取り組みをご紹介します。
杉浦瑛優 Sugiura Terumasa
関東学院六浦小学校、鎌倉学園中学・高校卒業後、東京藝術大学音楽学部作曲科・同大学院作曲専攻を卒業。宮田亮平奨学金、安宅賞、第41回現音作曲新人賞本選会にて聴衆賞を受賞。クマ財団8期奨学生。コンピュータ支援作曲や電子音響の計算処理で「創作術の再現性」を確保することによって、芸術音楽をより身近にする方法を探求している。NHKラジオ「まんまる」出演、NHKのど自慢大会大和市本選出場、不合格。
水口透槙 Minaguchi Toma
関東六浦小を経て、洗足学園音大ピアノコース卒業。クラシックやポップスに習熟し、学内でアドバンスト・ポピュラー・スタディクラスに選抜。現在はライブ、MC、ステマネなど幅広く活動。ラジオ(鎌倉FM)、ドラマ「アバランチ」「飴色ドロップス」、映画「千輝くんはあますぎる」「モエカレはオレンジ色」、CM(三井住友銀行、森永カヌレット)、テレビ「NHKのど自慢」「NHK明日が変わる トリセツショー」等に出演。
村瀬一哉 Murase Kazuya
関東学院六浦高等学校卒業後、洗足学園音楽大学音楽・音響デザインコース録音専攻にて深田晃氏に師事。サラウンドによる音楽表現に感銘を受け、在学中はAmbisonicsやBinauralなど3Dオーディオでの録音・ミックスを探究する。現在は会社員として働きながら音響エンジニアとして活動。作品:CD「The Elements(塙 正貴)」(Rec/Mix)
三宮柾名 Sannomiya Masana
看護師、美容学校の講師等を経て、東京藝術大学共創社会推進機構協力研究員等を務める。専門は文化的処方・蛸みこし・ウェルビーイング等。
「Neo. Patakara」
日時:①2025年3月26日(水) 13:30〜
②7月実施予定
会場:いこいーの+Tappino
「Neo. Patakara」Webサイト
この企画は、「音楽がつなぐ、ヒトとココロ、カラダ」をテーマに、電子音楽の可能性を最大限に引き出し、参加者同士の交流を深め、心身の健康を促進し、新たな音楽体験を提供することを目的としています。
具体的には、「パタカラ体操」と懐かしい歌の合唱という二つの要素を組み合わせます。「パタカラ体操」とは、「パ行、タ行、カ行、ラ行」といった特定の音を発声することで、口周りの筋肉や舌の動きを活性化させる、医療や福祉の現場でも活用されている口腔体操です。この体操で体をほぐした後、電子楽器を用いた合唱を行います。
メインの歌い手による歌唱に合わせ、参加者は「パタカラ」の発声をリズム隊として取り入れ、電子音楽と融合させていきます。歌う曲は、事前にアンケートを実施し、参加者の希望を反映して決定します。
2025年3月26日(水)実施の様子
音楽は、言葉や文化、世代を超えて人々を結びつける力を持っています。このワークショップを通じて、参加者一人ひとりが心身ともに健やかに、そして豊かな時間を過ごせるよう支援したいと考えています。
特に、高齢者の方々にとって、懐かしい歌は過去の記憶を呼び起こし、心の健康を促進する効果が期待できます。
また、ボーカルエフェクターなどの電子機器を使用することで、音楽経験や歌唱力に自信がない方でも、気軽に音楽に触れ、新たな音楽体験を楽しめる場を提供したいと考えています。
参加者全員で音楽を作り上げる喜びを共有し、音楽の持つ無限の可能性を感じていただきたいです。
さらに、日本語の習熟度に関わらず参加できる「パタカラ体操」の強みを生かし、異なる文化的背景を持つ人々が交流できる場としても機能させたいと考えています。
これらの活動を通して、音楽が異なる背景を持つ人々がお互いを理解し、尊重し合う地域社会の実現に貢献したいと願っています。