アートのある団地 - そうぞうする団地
開催中 2025/05/03
今回は、井野団地や取手のまちで生活している方とともに、少し先のこの地域・この社会に必要な「仕組み」を実験し、団地を起点に将来の設計をつくっていくことを目指して活動するパートナーとその取り組みをご紹介します。
SaGAS
SaGASは建築家、都市計画家、ビジュアル アーティスト、コミュニティデザイナーで構成された東京を拠点とするデザインスタジオです。
「明日を楽しく!(Make it fun for tomorrow!)」をモットーに、人々を”日常の思い込み”から解放し”生きる価値のある明日”を創造するデザインを探求しています。
特にデザインにおけるユーモアの可能性に着目し、建築、家具、絵画、映像、コミュニティデザイン、生活雑貨などが生活の中で”おどける”ための手法を実践しています。
Webサイト
「まちかど もうそう倶楽部」
実施日時:2025年4月19日(土)(トークイベント登壇実験パートナー) 〜8月(予定)
場所:井野団地内 各所
ありふれた日常だと思っていた目の前の景色を、自分だけの”ワクワクする景色”として見るためのアイデアを集めた”街の読み替えアーカイブ”を作ります。
団地のみならず、住み慣れた街では、道や家や標識、目に映る全てのものが決まりきった意味と役割を持っています。
もちろんそれらは正しく生活するためには必要不可欠です。赤信号では止まらないといけないし、バス停以外でバスに乗ることはできません。
でも、もしちょっとだけ街に自分だけの意思や見方や使い方を投影できたら、あるいはそれを実践できたら、毎日の生活が自分のモノに感じられ、ちょっとだけ気持ちが軽やかになるのではないでしょうか。そこには、街の生活者が、空間に従って生きる(使い手)ことから、空間を作りながら生きる(作り手)ことへの転換の可能性を感じます。
私たちは、今回、街の日常(環境・暮らしの振る舞い・空間などなど)を観察し、それらを読み替えるためのアイデアを作り、誰でも見れる形で公開することで、日常を楽しい方向に更新するきっかけを作ることに挑戦したいと考えてます。
この度、そうぞうする団地の活動パートナーに選出いただき誠にありがとうございます。金町のUR団地で自主企画としてリサーチ活動を行なっていた延長で、応募させていただきました。
私たちが日々、頭の中や紙の上で考えているアイデアを実在する街で検証できることを本当に心から楽しみにしています。
私たちの興味は、一貫して”日常の思い込み”から解放し”生きる価値のある明日”を創造することにあります。
そして、その手法として”ユーモア”に着目しています。
参加いただく誰もがついついクスッと笑ってしまい、日常が少し明るくなる、そんな景色を見たいと思っています。