ベースプログラム - 中間支援プログラム
終了しました 2021/01/21
芸術家:竹山真熙
竹山真熙が行ったのは、触覚でつかんだ物事を表現するプログラムです。背中に描き合いっこ(子ども同士でペアを組み、相手が自分の背中に触った感触を紙に描き出す)・触ると安心する粘土のお守りづくり・学校にあるものの質感を紙に写し取って集める触覚図鑑づくり・海外の舞踊や神様の絵を見てポーズを真似る・自分や友達の身体の触り心地を描くなど、さまざまな手法で自分の感覚と向き合う活動が展開されました。触れるという行為を捉え直し、身近なものを新たな視点で切り取る竹山からの投げかけに、子どもたちは興味をもって取り組んでいました。身体の触り心地を描く活動では、「相手の嫌がるところを触らず、自分も嫌だと思った時は相手に伝える」というルールもよく呑み込んで、「マッサージみたいだった」との感想からお互いへの優しい気遣いが伺えます。相手と決めた身体の部分をずっと触りながら、何枚も夢中で描き進める姿もありました。
ひまわりクラブの出席者は多い時で20人ほど。アットホームな雰囲気の中、活動のより良い導入の仕方や道具の扱いについて芸術家と支援員が意見を交わし、子どもたちとともに新たな体験を分かち合いました。活動後には子どもたちも交えて談笑する時間もでき、親交を深めることができました。