ベースプログラム - 中間支援プログラム

六郷小学校 つくしんぼクラブ(前半) 活動レポート

終了しました 2020/12/23


各クラブ活動レポート

六郷小学校 つくしんぼクラブ 前半 (2020/12/23~2021/01/20の4日間)

芸術家:佐藤美和子

佐藤美和子が行ったのは、花器の制作と生け花を体験するプログラムです。厚手の紙やペットボトルで花器をつくる段階と、その花器に花を生けてみる段階とを交互に組みました。花器づくりの回においては、やや硬い素材を支援員の手も借りながら丁寧に加工していきます。「花を生けるのに合う模様をつけよう」という呼びかけに戸惑いを見せる子もありましたが、好きな絵を描いても良いとしたことで生き生きと取り組み、一人一人の愛着がこもった花器ができました。そして花を生ける回では、モミの枝やアイビー・松ぼっくりを思い思いの形にアレンジして、自分だけのクリスマスブーケをつくりました。最終回は、ヤツデの葉やガーベラ・スターチス・かすみ草といった特徴の異なる花の高さや向きを調整しながら生けました。佐藤の解説のもと、花材それぞれの扱い方・色やバランスの整え方を学んでいった子どもたち。完成した作品を掲げるその表情には、誇らしさと達成感が満ちていました。
全4回の行程を終え、佐藤が話すには「生け花に慣れるまでには至らず初体験のみになった。あと1回でもあればもっと自由に生ける楽しみを感得できたのでは。」とのこと。一方で「短い間にも鋏を上手に使い、自分なりの表現を模索していた子どもたちにたくましさを感じた。」と話していました。

佐藤美和子(さとう みわこ/音楽家・フラワーアレンジアーティスト)
花の歌、草木の声を聴きながら花を生ける。自然の内なる声を聴き、音楽を感じるアレンジメントを創作基本としている。草木、草花に語りかけながら、その時彼らが一番輝く姿、力強い生命を想像して創造する。音楽のみならず、国を超えて、日本文化の一つとしての池坊華道の生け花を基に、感性豊かな幅広い国際交流を目指すイベント、コンサートの企画に華道造形を生かすコラボもライフワークである。
ピアノを青山三郎、声楽を本澤尚道、オルガンを廣野嗣雄各氏に師事。演奏活動の外、佐藤音楽教室主宰。江戸川学園取手中・高等学校音楽科講師、音楽イベントの企画に携り、多数の著名な演奏家を招きプロデュース。取手市在住。

関連する記事

  • 近日開催 2024年12月12日(木)18:30-20:30

    多様をほぐすストレッチ #7「それは特別あつかい?」

  • 近日開催 2024年12月5日(木)19:00-21:00

    多様をほぐすストレッチ #6「多文化共生社会ってどんな社会?」

  • 終了しました 2024年10月24日(木)18:30-20:30

    多様をほぐすストレッチ #5「『異文化』ってなんだろう?」