アートのある団地 - Tappino, アートのある団地 - いこいーの+Tappino, アートのある団地 - 徳久ウィリアム「団地の声」
終了しました 2012/03/20
徳久ウィリアム「カラダが楽になる呼吸法と発声法シリーズ:団地の外の声」の番外編として、団地を深く知る団地愛好家(団地マニア)の女池和宏さんを講師に迎え、井野団地の奥深さ・面白さを知るレクチャー+ツアーを開催しました。まずはいこいーのでなぜ女池さんが「団地愛好家」になったのか、井野団地の魅力や取手井野団地の特徴、良さ、見方のレクチャーを受けた後、実際にそのポイントを解説とともに歩いて見て回りました。まずはいこいーのでのミニレクチャー。日本給水党(団地給水塔を愛する団体)党員でもある女池さん。幼少時団地で育ち、今も団地で暮らしています。お休みには各地の団地を訪問しているそう!
当日は《アートのある団地》パートナーアーティスト、宮田篤+笹萌恵も参加。3街区に設置されていた「しだれざくら」というちくちく地区。3月11日という日に、洗い、縫い直されたものが再度、しだれ桜につけられました。
白椿とポイントハウス。澄んだ青空とあいまって、美しく生えていました。
雨上がりの当日は、お散歩参加者により、「さかさ富士」ならぬ「さかさ団地」ポイントが発見されました。雨上がりいつもできる水たまりも、団地鑑賞にあたってはものすごく魅力的なポイント!
外にある掲示板も、各団地で個性があるそう。井野団地のペット飼育禁止看板は、犬の上に猫が乗ってます。
電柱やマンホールにも注目。何に見えますか?「住」の感じが、団地の建物を模したロゴマークになっています。
井野団地内に20か所近くある団地掲示板。「第二団地」のちくちく地区(実はここは2街区の端っこ、近々第二団地に移動交渉予定。)とそこで連載されている「リカちゃんハウスちゃん」も見学。
3街区に戻ってきました。ピロティをみんなが通り抜ける様子、なんとなく荒野の7人を彷彿と。団地の○○人。1街区、2街区をぐるりと一緒に回るだけで「団地愛好」をキーワードにチームの様相が?
4街区横の公園にて。このあと、グラウンド・閉鎖された相撲の土俵などをぐるりと回って、いこいーので井野団地完成・入居当初の貴重な映像資料を鑑賞しました。団地を愛する人の目線から一緒に見て回るなじみのある団地。さまざまな団地のキャラクターが垣間見える、視点の変わる団地散歩の一日でした。
講師:女池和宏
1980年6月11日生まれ、31歳。幼少の頃より、父の仕事の関係で転勤族として千葉、大阪、福島と団地や社宅などの集合住宅を転々とする。社会人となり一人暮らしをはじめる際、たまたまURのホームページでみつけた団地に住みはじめる。「僕たちの大好きな団地」を読んでから、自分が住んできた団地について興味を持ち、あちこちの団地に行っては写真を撮るようになり2009年10月より団地愛好家集団「プロジェクトD」のメンバーとして活動開始。2010年1月テレビ東京「空から日本を見てみよう」にて赤羽台団地のスターハウス解説をはじめ、2011年5月2日の朝日新聞「住まい私記」にて団地生活について現在住んでいる団地について掲載、2012年2月1日号のBRUTUSにて団地探検隊として団地再生の取り組みについてコメント。
「団地の好きなところは、緑にあふれるのんびりとした住環境と階段の上り下りで住んでいる人と顔をあわせることができるご近所感です。」
企画:徳久ウィリアム
声の拡張&新たな可能性を目指すボイスパフォーマー。民族音楽的発声から、独自の「ノイズ声」まで、特殊な発声法のスペシャリスト。バンド活動など、前衛からポップスまで、年約100本のライブをこなす。また、「人と呼吸/声と健康」をテーマに、レクチャー、ワークショップ、個人レッスンやイベント企画も行なう。
http://william.air-nifty.com/
取手アートプロジェクト実施本部
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