アートのある団地 - そうぞうする団地

そうぞうする団地:実験パートナー募集

開催中 2024/09/26


暮らしながら、それぞれが”そうぞう”することを通じて、
少し先のまちを手づくりする仕組みが、茨城県・取手井野団地ではじまります。

そうぞうする団地

 

あなたは「団地」で、どんな風景がみたいですか?

地域の可能性をひもとき、
日々の暮らしの中にある「やってみたい」に水をやり、
まだ見たことのない風景や仕組みを芽吹かせることを、
ともに実験するパートナーを大募集。

団地には、年齢も立場も価値観も異なる人々の日常があります。
公園や広場に集まる子どもたち、学生、子育て世代、働く世代、ゆったりと生活している高齢者の人たち、海外にルーツのある人たち、団地内に拠点を構えるアーティストの人たち。

団地の空き店舗、公園や広場。
棟の間の木立の道、並ぶ同じ形の壁、いくつもの生活が広がる窓。

場所、空間、人、コミュニティ、さまざまな種があちこちにあります。
団地は生活の場所そのものであるとともに、団地周辺の人びとの居場所にもなりながら、新しい形で人の関わりを生み出す場になりそうです。

活動ジャンルは問いません。
アートと捉えるものも、捉えないものも対象です。
実験の過程で様々な人と関わりながら、団地で日常を過ごす”誰か”に届くことを試みたい、
そんな心意気を持って「そうぞう」を試す仲間を募集します。

《チラシはこちら

概要

本プロジェクトでは、茨城県取手市内にあるUR都市機構の団地「取手井野団地」を対象として日常的に実験プログラムを行い、団地の少し先の未来の風景を試しにつくっていきます。パートナーには、リサーチを行いながら団地内の拠点のほか各所で、継続的に地域の人々と関わる活動を試みていただきます。
また、活動を通じて体験した出来事、発見した可能性などを記録し共有する場を地域住民・他の活動パートナーや行政などステークホルダーとともに持ちます。
それらの対話を、今後の取手井野団地の3街区ショッピングセンターエリアを中心とした様々な取り組みの実施につなげていきます。

募集内容

活動のジャンルは問いません。まちづくり・福祉・教育・多文化共生など、現在の地域が包摂するものであればアートとのつながりを問わず、まずはご相談にのります。団地の中で地域の人たちと関わりながら、新たなコミュニケーションの場を生み出せるような企画・表現を募集します。

実施基準

「地域での持続可能な仕組み」の実験を目的とするため、単発のイベント要素が強いものは対象になりません。
実施相談において、”つづく”(持続可能な)創造的な日常生活の仕組みづくりを目的に、パートナーとTAPが対話し、以下の要素を持つ企画を対象として実践していきます。

・対話できる仕組みがあるか
・未知との出会い、好奇心があるか
・役割が入れ替わったり、役割を自分で選べたりする仕組みがあるか
・スタッフや参加者が健康に関われているか

応募条件

  • 団地のなかで生活環境に配慮した上で、実施可能な企画であること
  • 準備あるいは実施の段階で、継続的に団地と関わること
  • 企画の過程で起きた出来事の記録を行うこと

使用可能な場所

取手井野団地3街区ショッピングセンターエリアを中心とした団地内各所
3-19-105(スケルトンの空き店舗)/3-19-104「いこいーの+TAPPINO」/公園、広場などの公共空間
※その他、応相談。いずれも実施相談を経て決定します。

実験例

空き店舗で〇〇を開く
広場で団地にいる人たちと〇〇をする
〇〇さんの拠点で△△をする など

応募・実施期間

応募期間:2024年9月26日〜2025年1月31日(*)
実施期間:2024年10月下旬〜2025年夏頃
第1回相談会:10月9日(水)
*定数次第受付終了の可能性があります。企画が固まっていない状態でも構いませんので、早めに相談会にお越しください。

応募後の流れ

  1. 応募フォームに必要事項を記入し送信(受付期間:2024年9月26日〜2025年1月)
    企画内容が固まっていなくてもOK。お気軽にどうぞ!
  2. 月数回開催される相談会に参加
    第1回相談会:10月9日(水)
    以降の日程は応募フォームに掲載いたしております。
    日程が合わない場合はご相談ください。
  3. 実施可否決定
    相談会や企画詳細のやりとりを経て実施可否を判断します。
  4. 実験開始(実施期間:2024年10月下旬〜2025年夏頃)
    実施が決定した方から随時実験を開始していきます。

パートナー予定数

5〜10組程度

対象者

取手市近隣に在住・在勤・通学*し、AまたはBに当てはまる個人及び団体

 A・アーティストなど表現活動に関わっている
 B・地域に暮らす人に向けた活動を試みたい

*これまでに取手での活動経験がある方も含みます。

TAPとの連携

  1. 制作・活動費(1組あたり10〜40万円程度(活動謝礼・資材材料費・印刷製本費・通信運搬費等)、予算書を提出いただき、事務局にて検討・調整後確定)
  2. 制作・活動場所の調整・提供
  3. 地域・市民との連携サポート
  4. 企画の広報協力(Webサイトへの情報掲載、チラシ・DMの配送)
  5. 企画の記録写真撮影と共有
  6. 参加者が生じる場合における活動保険等

そうぞうする団地 ばんそうメンバー

西尾美也(美術家・東京藝術大学先端芸術表現科准教授・井野アーティストヴィレッジ代表)
羽原康恵(特定非営利活動法人取手アートプロジェクトオフィス 包括ディレクター)
UR都市機構 東日本賃貸住宅本部千葉エリア経営部

応募フォーム

パートナーとして本企画へのご参加を希望いただける方は、こちらのフォームよりご登録のうえ、まずは活動相談会(月2回程度開催)へご参加ください。

取手アートプロジェクト(TAP)コアプログラム《アートのある団地》について

2008年の公募展開催を契機にはじまった取手井野団地での活動は、2010年度からTAPのコアプログラム《アートのある団地》として、一人だけでも必ず顔が見える関係のもとに行うアートプロジェクトとして取り組まれてきました。進んできた道も、年齢も、生活のかたちも異なる、さまざまな人びとが暮らす「団地」という生活の場所。ここに地続きで、芸術家と住民が表現の営みを育てること。これらの活動を通じて見えてきたのは、多様な主体による “創造的な生活”の実践が、ルーツや文化・価値観を問わずにより幸せな日常を支えていく予感です。そしてこれから、表現活動が生活の中で持続可能なものになっていくための実験を、いよいよ再びこの団地ではじめます。

取手井野団地について

1969年(昭和44)に建てられた日本住宅公団(現在のUR都市機構)の賃貸住宅。茨城県で初めての公団住宅として管理開始し、翌年(1970年)取手には市制が敷かれた。取手駅から徒歩15分。現在2,160戸に約1,700世帯、約2,500人の生活の場となっている(2024年7月現在)。2024年1月から内装・間仕切り・設備などを撤去し自由度の高い空間にリノベーションした上階のサービスフィールド(5階)と、生活の本拠となる直下階住戸(4階)の2戸をセットとした「サービスフィールド付住宅」など新しい居住の取り組みがはじまっている。

主催・協力

主催:特定非営利活動法人 取手アートプロジェクトオフィス/東京藝術大学
協力:UR都市機構/令和6年度文化庁 文化芸術創造拠点形成事業/令和6年度 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(東京藝術大学)

お問い合わせ

そうぞうする団地 プロジェクト実施拠点
〒302-0012 茨城県取手市井野団地3-19-104 いこいーの+TAPPINO

取手アートプロジェクト実施本部
〒302-0001 茨城県取手市小文間5000 東京藝術大学取手校地福利施設 藝大食堂2F
TEL:0297-84-1874 (火・金 13:00-17:00) FAX:0297-84-1875
E-mail:tap-info@toride-ap.gr.jp

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