アートのある団地 - そうぞうする団地
終了しました 2025/04/16
今回は、井野団地や取手のまちで生活している方とともに、少し先のこの地域・この社会に必要な「仕組み」を実験し、団地を起点に将来の設計をつくっていくことを目指して活動するパートナーとその取り組みをご紹介します。
佐藤利香 Sato Rika
奈良県立大学地域創造学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻在籍。アートと対話の関係性に着目し、芸術の現場に必要なコミュニケーションについて考えながら、アートマネジメントの実践と研究を行っている。
橋本真那 Hashimoto Mana
2000年神奈川県出身。国立台湾芸術大学表演芸術学部舞踊学科卒業。東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻在籍。他者を通じて自己を知ることを創作の軸とし、コンテンポラリーダンスを用いたパフォーマンス作品の制作や交流プロジェクトの実施を行う。急な坂スタジオサポートアーティスト。クマ財団クリエイター奨学金第8期生。
Webサイト
「話しあうためのやさしいおどり」
実施日時:①「やさしい日本語をおどる」2024年10月24日(木)14:00-16:00
②「やさしいケアをおどる」2024年11月8日(金)14:00-16:00
③「やさしい対話をおどる」2024年11月15日(金)14:00-16:00
場所:①東京藝術大学上野校地
②東京藝術大学取手校地
③取手井野団地3-19-104 いこいーの+Tappino
本企画は他者とのコミュニケーションに対するおそれの解消を目的に、身体表現という芸術を通じて新しいコミュニケーションの形を追求するアートプロジェクトです。
コミュニケーション能力や身体能力の差、社会的属性にかかわらず、対話を手放さずにいる方法をアートの中で探せないだろうか。例えば、ジェスチャーのように口で話す代わりに身体で表現してみたらどうなるだろうか。
このような考えから、日常対話の中で身体的・精神的に自分の想いを伝えることの難しさを感じている人たちに対し、普段言葉にしない・できないような感情や感覚を気軽に提示できる「やさしいおどり」の創造を試みます。
井野団地を舞台に開催した第3回「やさしい対話をおどる」では、団地住民を中心に、高校生からご老人まで幅広い世代が集まり、地域の対話について自由に意見を交換しました。
ワークショップを通じて生まれた「やさしいおどり」は図鑑として見える形に残し、対話を助ける新しいアイテムとして積み重ねていくことを目標としています。
心の片隅に転がっている石ころのような想いを見逃してしまわず、その小さな喜びや悲しみを拾うことで少し幸せな気持ちになったり、あるいは痛みを癒やしてくれることを期待します。