半農半芸 - 藝大食堂

《レポート》つぼいもPJ 第2回:大きなつぼがつくられている現場を探検に行ってみよう!

2019/05/25


つぼやきいもをつぼからつくろう!プロジェクト。
第2回は、つぼが生まれる現場を目撃に行きました。

おいもの生まれる現場で思いっきり収穫を体験した第1回に続いて、第2回の活動は東京藝術大学取手校地が舞台となりました。年に一度実施されているオープンキャンパス&アートイベント「取手アートパス2018」に集合し、TAPスタッフとともに大きなつぼが制作されている様子を目撃&取手校地の探検ツアーを実施しました。

ツアーの旗ふり役は、いもつぼ参加者さんが担当。いざ未踏の取手校地の校舎のなかへ!

制作現場に到着。陶芸工房は沢山の人が出入りするには適さないので、今回は公開制作として藝大取手校地内の校舎の一角に大つぼ制作スペースが誕生しました。
東京藝術大学工芸科陶芸専攻、修士2年生の神保惇さんの手で日々制作が進められています。

神保さんがどうやってつぼをつくるかをひとつひとつ実演してくれます。粘土の練り方、乗せていく粘土の’ひも’のつくりかた、粘土を重ねていくときの手の動き、道具のつかいかた。
大きなつぼに少しずつ粘土を加え、ろくろで回しながら作業を進めていく神保さん。
淡々と目の前で進んでいく作業を眺めていると、いとも簡単に見えるのですが、実際に触ってみるとこれは難しそうです。
神保さんいわく、「極力、”自分のあと”が残らないようにする。ただただ平坦に、厚みを均一に。そうしないと、使うものだからそこだけ弱くなったり割れたりするので。」
参加者からほぉ〜という声が漏れる一方、粘土を触るのに夢中になる頼もしい参加者さんも。粘土は意外と硬い!
その粘土を練り上げる実演でいろいろな練り方を見せてもらったときは、鮮やかな手付きにみなさん釘付けでした。こんなに大きなつぼをつくるのは神保さんもはじめてなので、うまくいくかどうかはわからない(!)けれど、無事焼き上がりまでいきますように。完成に向けて、コツコツと粘土が重ねられていきます。
だんだん背丈が大きくなっていくつぼを眺めながら、参加者のみなさんからの質問タイム。「ここまで何日かかっているのですか?」「普段はどんな作品をされているのですか?」などなど、いろいろな質問が飛びました。

一通り質問タイムにこたえてもらったあとは、神保さんにガイドをお願いして、取手校地のなかの陶芸窯の見学へ。
これは「穴窯(あながま)」。取手校地では毎年陶芸専攻の学生さんが、前の年につくられた穴窯を壊すところからはじめて、新しくまたゼロからつくるんだそうです。この窯は毎年生まれ変わっていたのですね。

続いては登窯。内部も探検させていただきました!
窯の部屋によって温度が違うこと、火の当たる方向によって灰のかぶり方や焼き上がりが違うこと、焼き上がりは出てきてみないとわからないことなど、実験し、その時々の制御できない変化とまるでコミュニケーションを取りながら制作が進められていることを実感します。

今作られているつぼは、このあと電気窯に入り焼かれるけれども、どんなふうに焼き上がるかもわかりませんと聞いて、参加者はどきどきとともに期待を抱いて解散しました。

解散後は各々自由に取手アートパスを見学する、藝大取手校地での一日になりました。

芸術について学ぶ人びとが集まる藝大は、普段は開かれておらず入りにくい場所ですが、複数の参加者の方から「藝大に初めて入って楽しかった!」という声が聞かれ、さらに開いていけるといいなぁ……と思った一日でした。

次は、いよいよつぼをみんなで装飾ですが、果たしてうまく焼き上がるのか…!?(第三回につづく!)

主催・助成・協力

主催:特定非営利活動法人 取手アートプロジェクトオフィス 助成:子どもゆめ基金(https://yumekikin.niye.go.jp/
協力:東京藝術大学取手校地 藝大ファクトリーラボ https://geidai-factory.art/

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