TAPの現在地 - ウィークエンド藝大食堂, 半農半芸 - 藝大食堂
終了しました 2019/12/24
生きること、生活の基本軸である「衣食住」には、その人自身の価値観や感性が立ち現れてきます。なかでも、「つくること」に日々向き合い、表現活動を生業にする人びとの日々の暮らしに接すると、いったいどこからが生活でどこからが表現活動なのか、線引きのできないドラマティックな生き方を目撃することも少なくありません。 本プログラムでは、そういった魅力的な(そしてタフな)生き方を実践している人びとを研究パートナーとして、シリーズ形式で「表現と衣食住」に関する対話と体験を蓄積していきます。
初回は、長らく取手に関わり深く、暮らしの場を持ちながら、自然のダイナミズムに身一つで向き合い世界を捉えてきた、平田五郎氏と佐藤時啓氏をパートナーに迎えます。その生き方を垣間見られる”衣食住”にかかわる体験も添えて、地続きでつながる「表現」と「生活」の濃密な関係について語り合う一時間半です。
平田五郎 Inside Passage- the Raven Stoles the Light アラスカ南東海岸
佐藤時啓 光ー呼吸 Shirakami#10
1965年東京都生まれ、取手市在住。地面に深く狭い穴を掘り、内側にパラフィンワックスの壁を作り、私的な場所を作ることから制作を始める。同時に、凍結した湖上、ヒマラヤ山中、砂漠など、人里離れた場所を一人歩行し、辿り着いた先に小さな彫刻を作る行為を繰り返した。白い光に包まれる小さなロウの部屋に入り込んで行く事と、ある場所を一人辿る道行は同じものだと考えている。2005年、南東アラスカ海岸部を自作のカヤックを使って、フェアウェザー山を目指して北上する作品を制作した。
1957年山形県酒田市生まれ.長時間露光により風景や物事の間に光を彫り込んでいくような写真作品の制作や,カメラの構造による公共的な場や空間,装置を各地に展開している。Leslie Tonkonow 画廊(ニュ−ヨ−ク) HAINS画廊(サンフランシスコ)などの画廊や、酒田市美術館(1999)シカゴ美術館(2005) Frist Center for the Visual Arts(2010) 、東京都写真美術館(2014)、鶴岡アートフォーラム(2015)、で個展を開催。現在、東京藝術大学先端芸術表現科教授・取手アートプロジェクト実施副本部長。
Special Thanks to 荒川弘憲(東京藝術大学先端芸術表現科)
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