半農半芸 - TAKASU HOUSE
終了しました 2015/12/21
かつて農協の出張所として高須地域の農を支える場であった「TAKASU HOUSE」は、2013年から、《半農半芸》の拠点として、この土地で育まれた種々の物語を紡いでいます。
農業や伝統技術を支える地域の方々と、創作活動を行う表現者たちが協働し、土地の革新的な可能性を拓く。その実践として高須地域では和綿やブルーベリーの栽培実験、植物色素からつくる絵具づくり、役目を終えた農機具のリデザイン、地場産和紙の制作支援などに取り組んできました。 またセルフリノベーションにより整備した同拠点は、制作スタジオのほか展示スペース・ゼミ室・レジデンス機能などを備え、表現者の創作を支え地域と協働する場としてアーティスト・イン・レジデンス(AIR)・プログラム「‰パーミル」と「%パーセント」をスタートしています。
「高須からはじまること」展では、これらの活動をパネルや映像によって紹介するとともに、活動を育んできた表現者や専門家と一緒に伝統素材と技術を体験できる創作活動ワークショップを開催します。
今回のAIR「‰」招聘アーティストは、2015年3月東京藝術大学修了制作展で故郷である福島県田村市船引町で採取した土で描いた「私の故郷、福島」を発表した佐藤香です。作家はこの作品を「ただの故郷自慢。私の故郷は美しいまま。たとえ汚染されていようと。それだけは変わらない真実」と語ります。
土地固有の土が持つ意味にこだわり、足元を見つめる作家とともに、高須からはじまることの今を改めて問います。 ご高覧をいただけましたら幸いです。
企画:岩間 賢(美術家、TAKASU HOUSE 統括ディレクター)
「宴の賛美歌」2012年 photo by 中村侑
1987年 福島県生まれ 2010年 東北芸術工科大学美術学科洋画コース卒業、2012年 東京藝術大学大学院美術研究科壁画第二研究室修了。現地の各所から採取した土で、和紙や壁に渦をモチーフにした絵を描いている。渦とは胎児が眠る形のように生物のはじまりの形であり、またそれは終わりの形にも共通しているという考えをもとに生命の形の蠢きを表現しようとしている。主な展示として、2012年「会津・漆の芸術祭」(福島県喜多方市) 2013年「原始感覚美術祭」(長野県大町市) 2014年「手作り本仕込みゲイジュツ」(福島県猪苗代町はじまりの美術館)2015年 「大地の芸術祭」(新潟県十日町もぐらの館)
色とりどりの大理石を使い、モザイクの技法で今年の干支「申」をつくります。完成した作品は小さな額にいれてお持ち帰りできます。
時 間:11:00-16:00 ※昼食をご持参ください
材料費:2500 円
定 員:10 名(要予約) 対 象:小学生から大人(小学生は保護者同伴)
※事前のお申し込みが必要です 「氏名」「年齢」「住所」「電話番号」を記入の上、 メールまたはFAX 0297-84-1874 までお申し込みください。
和綿をはじめ、赤・茶・緑色の綿花栽培をはじめました。収穫した綿花をほぐして糸を紡ぎます。紡いだ糸はお持ち帰りできます。
時 間:13:00-16:00
材料費:無料
定 員:先着20名 (材料がなくなり次第終了)
対 象:幼児から大人 (小学生以下は保護者同伴)
利根町の文間地区で栽培している楮を原料に、ハガキサイズの和紙を漉きます。当日つくった和紙はお持ち帰りできます。
時 間:13:00-16:00
材料費:500円
定 員:先着30名 (材料がなくなり次第終了)
対 象:幼児から大人 (小学生以下は保護者同伴)