半農半芸 - TAKASU HOUSE
終了しました 2016/02/06
上野駅Breakステーションギャラリーで半農半芸の活動報告展を開催します。
上野駅にお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
日 時
2016年2月6日(土)〜3月17日(木) 7:00-25:20
[第一期]「高須からはじまること」2月6日(土)〜2月25日(木)
[第二期]「佐藤香ー郷土を紡ぐー」2月27日(土)〜3月17日(木)
会 場
JR東日本 上野駅 Breakステーションギャラリー(東京都台東区上野7丁目)
上野駅 正面玄関口ガレリア2階
入場料 無料
東日本大震災をきっかけに茨城県取手市で 年かけて旅する活動としてスタートした《半農半芸》は、2013年に同市高須地域の農を支える場であった農協の出張所をセルフリノベーションによって整備し「TAKASU HOUSE」を開設しました。制作スタジオのほか展示スペース・ゼミ室・レジデンス機能などを備え、この土地で育まれた種々の物語を紡いでいます。
始動メンバーとして地球規模の視野を持ちつつ地場の視点で表現活動をおこなう塩月洋生(建築家)・岡博美(染織家)・チョウハシトオル(焼芋師)・高岡友美と永森志希乃による風景と食設計室Hoo(クリエイター)を招聘しました。その後、秋本貴透(画家)・鈴村敦夫(壁画家)・青山健一(映像作家)・中村寿生(日本画家)・田中一平(造形家)と田村洋介(陶芸家)と伯耆田卓助(写真家)のProject RECONが加わり、農業や伝統技術を支える地域の方々と創作活動を行う表現者たちが協働し、土地の革新的な可能性を拓く活動を展開してきました。
本展覧会の前期にあたる「高須からはじまること」展では、茨城県取手市高須地区で取り組んでいる《半農半芸》の活動をパネルによって紹介します。後期ではアーティスト・イン・レジデンスプログラム「 パーミル」の招聘作家である佐藤香の作品展を行います。故郷である福島県田村市船引町で採取した土で描いた「私の故郷、福島」を2012年に発表した作家は、この作品を「ただの故郷自慢。私の故郷は美しいまま。たとえ汚染されていようと。それだけは変わらない真実」と語ります。 土地固有の土が持つ意味にこだわり、足元を見つめる作家たちの探求によってはじまった活動からは、わたしたちがこれからを生きる上で考えなくてはいけないことが、おのずと浮かび上がってくるはずです。
作家たちのこれからの活動に、是非ご期待ください。
企画:岩間 賢(美術家、TAKASU HOUSE 統括ディレクター)