TAPの現在地 - 小規模特認校連携プロジェクト「創造すること、表現すること」
終了しました 2024/03/25
『大地からはじまること』第5回では、ついに野焼きを開催!
実は、2月6日(火)に予定していたけれども、当日が大雪。見事に天気に好かれてしまい、延期となってしまいました。
改めて、2月20日(火)、半年間の集大成として、今までつくった作品を焼いて完成させました。
朝6時、校庭で火をつけ始めます。
夜明け前に火が燃える様子を見守ろうと、頑張って早起きをしたご家族の姿も。
作品を徐々に薪や枝で覆って、焼いていきます。
前回までの授業で、子どもたちや保護者の方が割った薪を使います。
神保さんから、野焼きのやり方について紹介。
活動では、本年度はじめて、火についてのレクチャーと実験もおこないました。
火の危険性や、災害時・キャンプ時に火を使う際の心構えなどについて、岩間ディレクターから説明を受けました。
子どもたちも、実際に火をつけて、植物の種類ごとの燃えやすさなどを体感。
井の字に薪を組んで、杉の葉、竹チップ、ウッドチップをもやしてみます。
土を使って火を消す方法も学びました。
使ったのはU字溝。
災害が起こった時にも、火を起こすことができる仕組みとして使えることを思い出せると、ごはんが炊けるかもしれないし、暖を取れるかもしれないね、ということを期待する防災意識にもつながっています。
午後1時半過ぎ、無事に野焼きが終わりました。
自分の作品はうまく焼けたかな? とドキドキしながら見守る子どもたちの前で、次々と灰の中から作品が取り出されていきました。
晴れてとっても暑く、熱い野焼きの1日でした。
野焼きで作品を仕上げてくれた神保先生はじめ、東京藝大の陶芸専攻の卒業生・院生のサポートもあり、無事に完成することができました!
焼き上がった作品は、翌々日から一週間、取手駅アトレ内の市民ギャラリーで展示されました。
こうして、『大地からはじまること』3年目の活動も無事終了しました。
土と火の使い方を、楽しみながら体験・実験して、学んでいく時間になりました。