TAPの現在地 - 藝大アーツプロジェクト実習:多様をほぐすストレッチ, ベースプログラム - 人材育成プログラム
終了しました 2024/09/17
日常のさまざまなシーンで「多様」という言葉に出会うようになりました。「多様であること」は当たり前に大事なこととして扱われはじめています。
でもこの言葉が使われれば使われるほど、「多様」はぼやけ、さまざまバラバラなはずの存在が見えづらくなっているようにも思います。
それぞれ状況の異なるわたしたちは、「多様であること」とどう関係しているのでしょうか。
今回の研究会では、「多様」という言葉の重なりの中で凝り固まった体と頭を伸ばして、
この言葉の内と、未だ外にあるものに、ひとつひとつ出会う時間を持ちたいと思います。
多文化共生という言葉を聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
日本にはすでにさまざまな地域で、外国にルーツのある方、外国籍の方が暮らしています。もちろん個人差はあるにせよ、外国にルーツを持つ人々はそれぞれに、普段の生活の中で制度や言語、文化の違いなどによる壁を経験しやすい状況にあります。
今回のゲストである三木幸美さんは、8歳まで無国籍だった「ハーフ」として、外国にルーツをもつ子ども・若者の支援事業に携わられています。
三木さんのお話から「共生」のためには何が大切かを知り、参加者それぞれが具体的にできることを考える時間にしたいと思います。
こちらのフォームからお申し込みください。
第5回、第7回も上記からあわせてお申し込みいただけます。
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三木幸美(みき・ゆきみ)
公益財団法人とよなか国際交流協会 事業主任。1999年大阪出身。フィリピンと日本の『ハーフ』として大阪の被差別部落で生まれ、無戸籍・無国籍児から8歳で『日本人』となる。学生時代に外国にルーツをもつ子ども・若者と関わりはじめ、子ども〜社会人までを対象にしたダンス教室を開講。2016年度より同協会職員となり、2024年度より現職。講談社現代ビジネスでの執筆や講演、NHK・Eテレ『バリバラ』出演など多方面で発信を続けている。
コーディネーター 遠藤純一郎(えんどう・じゅんいちろう)
2018年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。2018年に性教育を扱ったカレンダー制作やワークショップなどを行うチーム「白いチューリップ」を立ち上げ、全体のディレクションやデザインなどを担当。2021年より「アスUS」のメンバーとして、主に美術大学におけるハラスメントについて考える勉強会の企画・運営を行う。2022年より関東大震災時に虐殺された朝鮮人の追悼式を準備する集まり「百年(ペンニョン)」に参加し、朗読パフォーマンスの準備などに関わる。その他、広く人権や社会運動と表現の関わりに関心を持ちながら、勉強会などのイベントを行う。
ディレクター 羽原康恵(はばら・やすえ)
NPO法人取手アートプロジェクトオフィス理事・前事務局長。アートコーディネーター。国際関係学を経て芸術支援を学ぶ。2005-06年取手アートプロジェクト(TAP)インターン、07-08年(財)静岡県文化財団のち取手に戻り、TAPの芸術祭型から通年型、またアーツセンター期への転換を担う。2022年より東京藝大アーツプロジェクト実習がはじまり、地域の中で活動する実践の現場を担当。
主催:東京藝術大学 藝大アーツプロジェクト実習 取手コース
事業連携:取手アートプロジェクト/たいけん美じゅつ場 VIVA
特定非営利活動法人 取手アートプロジェクトオフィス
〒302-0001 茨城県取手市小文間5000 東京藝術大学取手校地福利施設 藝大食堂2F
TEL:0297-84-1874 (火・金 13:00-17:00)
Email: tap-info@toride-ap.gr.jp
ロゴデザイン:森垣賢