レポート:大空凧プロジェクトー植物から顔料制作編ー

終了しました 2021/11/05


大空凧プロジェクトの八畳凧は、取手市高須地区の藁から藁半紙を作り、東京藝術大学取手校地と高須地区で採取した植物から顔料を作り、藁半紙を色付けして制作します。
11月の秋空の下、染織家・染工房「呼吸」主宰・《半農半芸》パートナーアーティストの岡博美さんと顔料を制作しました。

これまで《半農半芸》で取り組んできた東京藝術大学取手校地内の環境調査植生区分図の成果を元に顔料となる植物を探し、合わせて今年の夏には高須地区でも植物リサーチを行いました。
その中からヒイラギナンテン、イチイ、枇杷、クサギの実、ススキ、桜、栗、いちじく、柿、梅、ススキ、クズを採取しました。
中でもヒイラギナンテン、イチイ、桜、いちじく、梅、柿は高須地区にお住まいの方のお庭や畑から提供していただき、農作物だけでなく草木を育てることが生活と地続きになっている高須地区だからこその収穫がありました。

顔料制作は、手作業で植物を細かく切り刻むとことから開始。《半農半芸》の「耕すプロジェクト」のメンバーの協力もあり次々とカットされました。

葉は押し切りを使ってテンポよく刻んでいきました。

ヒイラギナンテンの枝は断面が黄金色。硬い枝は鋸を使って細かくしていきました。

東京藝術大学取手校地内のにある栗の実の皮をたくさん集めることができたのも耕すプロジェクトのメンバーの協力があったからです。
校地内にある3本の栗の木の周りの環境整備を着々と進め、秋に実った栗をたくさん集め、さらにその皮むきまでしていただき藝大食堂では栗ご飯を提供しました。その時に持ってきてくれた栗の皮も顔料として生まれ変わりました。

東京藝術大学取手校地内の紙漉き工房にお鍋、カセットコンロをそれぞれ6台をセットし、植物ごとに煮出して色を抽出しました。

抽出後、媒染剤を入れ発色させゆっくりと時間をかけて濾過していきます。

2日間にわたり合計14時間をかけて身近にある植物から黄色や茶色、群青色の顔料ができあがりました。

この顔料で藁半紙に色を付け、八畳凧を制作し大空に飛ばします。

大空凧プロジェクトの凧揚げは2022年1月23日(日)に高須地区で行います。

・大凧揚げ日程:
2022年1月23日(日) 午前中 *風の状況を見て決行

大空凧プロジェクト プロジェクトメンバー
●半農半芸ディレクター
岩間賢(美術家)

●藁半紙制作
・アーティスト 宮寺雷太(版画家)
・素材提供 飯島敬子

●凧制作
・設計・制作 寺田健太朗(デザイナー)、寺田敏明
・監修 中山典夫

●色制作
・アーティスト 岡博美(染織家)
・素材提供 飯島敬子、飯塚勝洋、山﨑よしの

●公演(音楽・舞踏)
かつしか動物公園(フォークジャズ集団)
舞踏団トンデ空静
ひだまりのまちプロジェクト&有志の皆さん

●かわら版
編集責任 幅谷真理

●実施協力
高須地区長会
高須公民館
取手市役所文化芸術課
月出工舎
愛知県立芸術大学油画専攻
東京藝術大学油画専攻
東京藝術大学藝大ファクトリーラボ

●素材加工協力
・高須ハウス管理人 吉中媛香(アーティスト)
・TAPサポートスタッフ 加賀谷優佳、小林正幸、添田富士夫

●運営・コーディネート
・TAP半農半芸プロジェクトメンバー 倉持美冴、菅井彰子、幅谷真理、羽原康恵


主催:取手アートプロジェクト実行委員会
〒300-1522 茨城県取手市茨城県取手市高須2156
Tel: 0297-84-1874(火・金13:00-17:00)
Email: tap-info@toride-ap.gr.jp
WEB: https://toride-ap.gr.jp/

助成
助成:文化庁 令和三年度 文化芸術創造拠点形成事業/自治総合センター 令和三年度 地域の芸術環境づくり助成事業

 

関連する記事

  • 終了しました 2021年9月4日(土)AM5:00〜 小一時間

    とくいの朝散歩のご案内
    (どこでもいこいーの)

  • 開催中 2021/07/05~2022/03/31

    取手市内の放課後子どもクラブで活動する芸術家を紹介します

  • 終了しました 2019年11月30日・12月1日

    取手アートパス2019藝大エキシビションに参加します!