半農半芸 - 新・小文間物語, 半農半芸 - 藝大食堂

レポート:3年ぶりの小文間盆踊り大会!

終了しました 2022/09/15


  TAP半農半芸学生スタッフの杉野です!
 去る8月20日、第36回小文間盆踊り大会が開催されました。TAP半農半芸が東京藝術大学取手校地を拠点に運営を始めてから満4年、今回初めて盆踊り実行委員会のみなさんにお声がけを頂き、こうして小文間地区のお祭りに参加させていただく運びとなりました。
 コロナの影響で3年ぶりの開催となった盆踊り大会、私もいち参加者として楽しんできましたよ~!

 私はオープニングよりも少し早い17時ごろに会場入りしたのですが、すでに立派な盆踊り用の設営が。会場に設置された屋台やキッチンカー、浴衣を身につけられている方々を見て、お祭りっぽいな~と密かにワクワクしていました。

 東京藝大&TAP半農半芸コラボブースでは、自作うちわの配布や、小文間地区の歴史をまとめた展示を行いました。
 写真1枚目のうちわには、コンゴ出身で現在は藝大大学院博士課程のシクストゥ・パルク・カキンダさんが手掛けたイラストが。饗場芳隆 著『小文間物語』の一場面を漫画化した、特徴的なうちわに仕上がっています。
 2枚目左に写っているのは、小文間地区の研究をされている田中ジョン直人さん。当日は小文間Tシャツに、地元のお母さんたちに着せてもらった金ピカ衣装という出で立ちで、参加者のみなさんから注目を集めていました。

 そうこうしているうちに、盆踊り大会のオープニングが始まりました!

 オープニングを華やかに飾ったのは、茨城ダルクのみなさんの琉球太鼓パフォーマンス。力強い太鼓の音色に、会場の熱気も増していきます。
小雨が降っていたため、太鼓が濡れないようカバーを被せて演奏されていた茨城ダルクのみなさん。しかしなんと、パフォーマンスが始まった直後から、降っていた雨がだんだんと弱まり、ついにはピタリと止んだのです。これぞ太鼓のパワーですね。

 太鼓パフォーマンスの後は、盆踊り大会の開会セレモニーです。

 副実行委員長の小林さん、実行委員長の小嶋さんがご挨拶を。3年ぶりにようやく開催できた盆踊り大会、やはりその喜びもひとしおですね。

 開会セレモニーが終わり、続いては東京藝大&TAP半農半芸からのパフォーマンス。

 TAP事務局より、半農半芸の紹介に加え……

 小文間を体験するプロジェクト『新小文間物語』の松原東洋さんと田中ジョン直人さん。 そして、東京藝大サンバ部による演奏です。実は私も、サンバ部の一員として参加していました!

 しかし、サンバ部が演奏を始めた途端、一度は止んでいた雨がまた降り始め……。修学旅行がほぼ雨だった私の雨女パワーが、ここで発揮されてしまったのでしょうか。
 とはいえ、雨に打たれながらも大いに盛り上がったパフォーマンス。そして、いよいよお待ちかねの盆踊りへ。

 雨なんてなんのその、会場の熱気とともにだんだんと大きくなっていく盆踊りの輪。みなさん、東京藝大&TAP半農半芸コラボブースで配布したうちわを手にして踊ってくれています。
 私も、見よう見まねながら輪にまざって踊っちゃいました。地域で行われるお祭りに参加したのも久しぶりでしたが、やっぱり初めて会った人とも楽しみながら一緒に踊れる、というのは良いですね~。

 この後も2回目、3回目と盆踊りは続き、大会の来場者もなんと600名近くに上ったんだとか。
 小文間に住む人も、小文間を探る人も、東京の学生も、一挙に介して盆踊りの輪を作ることができた今回の小文間盆踊り大会。次回以降の開催も楽しみです!

文:杉野 若葉(東京藝術大学音楽環境創造科 学生)

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