半農半芸 - 耕すプロジェクト, TAPの現在地 - 耕すプロジェクト

レポート:耕すプロジェクトーじゃがいもの植え付けと秋に収穫した蕎麦の粉で蕎麦がきを味わいました

終了しました 2024/03/20


耕すプロジェクトでは、アーティストと多様な世代のメンバーが集い《半農半芸》の活動拠点「藝大食堂」の野外空間をゆるやかに開墾・整備しています。
取手校地の野外を色々な人が関われて、学べて、遊べるようなひらかれた場にしたいということをモチベーションに活動を通して、風景をつくりだしています。

今回は、2024年3月10日の様子をお伝えします。
この日は、2023年の春に蒔いた蕎麦から実を収穫することができたので、蕎麦がきにして味わうことにしました。
ちょうど春のじゃがいもの植え付けの時期とも重なったので一緒に楽しむことにしました。

まずはじゃがいものの植え付けから。落ち葉を集めて堆肥にした畑にじゃがいものを植えていきます。
じゃがいもを植える前の畑がこちらです。

 

子どもも大人も一緒になってどんどん作業していき、80個近くを植え付けました。

 

畑の周りには猪避けとしてニンニクの植え、この日の畑仕事は完了です。


畑仕事のあと蕎麦を味わいました。
カップにそば粉、熱湯を入れてしっかりかき混ぜるとねりが出てきて蕎麦がきが完成します。生醤油をかけていただきました。

この蕎麦は、2021年11月から2022年3月にかけて手作業で篠竹を刈ったことで拓けた窪地
(その時のレポートはこちらからご覧いいただけます)に何もしないままではまた雑草や草木が伸びてきてしまうので、その対策として蕎麦を植えてはどうかと最高齢のプロジェクトメンバーが提案したことをきっかけにスタートしました。

蕎麦作りは試行錯誤の連続で、開墾したあとの種まきはプロジェクトのメンバーに呼びかけて子どもも大人も一緒におこない、花が咲いたあとは実をつけるまで見守りながら収穫の時期をまちました。
収穫作業や実を集める作業もひとつひとつやり方を工夫しながら手作業で進めてきました。

篠竹で覆われていた斜面地が拓け、この場所にこれまで関わったことのない人たちが蕎麦という植物を通して少しずつ関わりながら実になったものを収穫し、味わう時間はいつもとは違う食の体験となりました。
開墾と聞くと、力仕事や大変な印象があるかもしれませんが、その方法やプロセスは考え方ややり方次第で可能性を開いていけるものなのだなと実感した時間でした。

最後は、蕎麦の粉を引いた時の残りから蕎麦茶を入れてこちらもみんなで味わいました。

 

次はこの日に植えたじゃがいもの収穫も楽しみです。

 

 

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