TAPの現在地 - 小規模特認校連携プロジェクト「創造すること、表現すること」

レポート:2023年度『大地からはじまること』第3回・第4回

終了しました 2024/01/30


「大地からはじまること」の活動、第3・4回目。
 3回目と4回目の活動では、体育館の中と外に分かれて土鈴づくりや薪割りを行なっていきます。

 外では児童が班ごとに分かれて薪割り体験! 丸太サイズにカットした木材にくさびを打ち、ハンマーで叩きながら薪を割っていきます。

 初めての子どもたちは「ほんとにこれで割れるの?」と半信半疑。ハンマーの重さにびっくりしながらも、なんとかくさびを打っていきます。
活動3年目の5年生は、お手のものですね!

 ハンマーにまだ慣れない児童たちには、「膝をうまく使ってみて!」とアドバイス。お手本の動きを見ながらシミュレーションしてみます。

 回数を重ねるごとにだんだんとハンマー使いが上達していきました。1・2年生は6年生の上手なハンマーさばきを真似しながら、最後は班全員の力で丸太を真っ二つに割ることができました!

体育館の中では、粘土を使っての作陶作業です。
第3回では、土鈴づくりに挑戦しました。
粘土で球を作ってから新聞紙で包み、その上から粘土をつけると、鈴の形が完成します。

天体に見立てたり、パーツをつけて動物の形にしてみたり。
発想を広げて、いろんな形の鈴ができあがりました。

第4回は自由造形。
授業を通して学んだ力を活かして、最後にそれぞれ好きなものを作ります。

一層一層ていねいに粘土を重ねて作ったお花、キャラクターや好きな食べ物、遊び心溢れる食品サンプルなどなど。
めいっぱい想像力を働かせて、楽しく好きな形を作れた様子でした。

次回はいよいよ、今年度の『大地からはじまること』最終回。
今まで作った作品たちを、野焼きで完成させます。
焼き上がった作品は、2月に行う成果展でも展示する予定です!

文:杉野若葉(東京藝術大学音楽環境創造科 学生)、安富奏(TAP事務局)

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